PythonのNumpyにおいてリストの形式を保持したまま計算する方法

Question

実現したいこと

以下のコードにて、計算結果を

(100, 101), (100, 102), (101, 103), (102, 104), (101, 105), (102, 106)

のように元の形を保持したまま出力するにはどのようにすればよいでしょうか。

該当のソースコード

import numpy as np

a = np.array([(0, 1), (0, 2), (1, 3), (2, 4), (1, 5), (2, 6)])
b = a+100

print(b)

出力結果

[100 101]
[100 102]
[101 103]
[102 104]
[101 105]
[102 106]

Comments

[TakaiY]

回答いくつもついている状況ではありますが、「元の形を保持したまま出力」したい理由は何ですか？
本当に元となった「タプルのリスト」が必要ですか？それとも、タプルのリスのように「表示したいだけ」ですか？

Answer 1

Numpyで2次元配列を作る際に、np.array()の引数にリスト[]やタプル()を指定できますが、これはそのままの形で保持されるわけではなく、NumpyのN次元配列(np.ndarray)に変換されます。ですから、「元の形を保持したまま出力する」ことはできません。

このため、print(b)で表示すると、np.ndarrayに変換後のデータ(6×2の行列)の内容が複数行にわたって表示されます(先頭と末尾に[]が付いていることに注意)。

[[100 101]
 [100 102]
 [101 103]
 [102 104]
 [101 105]
 [102 106]]

もし、bの内容を1行で確認したいのなら、*によるアンパックを利用して、

print(*b)
print(*b, sep=', ')
print(*b.tolist(), sep=', ')

とすれば、それぞれ以下の出力を得られますので、お好みのものを使えばいいでしょう。なお、アンパックする都合上、外側の[]はなくなります。

[100 101] [100 102] [101 103] [102 104] [101 105] [102 106]
[100 101], [100 102], [101 103], [102 104], [101 105], [102 106]
[100, 101], [100, 102], [101, 103], [102, 104], [101, 105], [102, 106]

Answer 2

解決しました！ご協力ありがとうございます。

Answer 3

「元の形」というのが「タプルを要素としたリスト」といったデータ構造のことであれば、numpyで計算したあとにもとの形にもどせばよいです。

import numpy as np

a = np.array([(0, 1), (0, 2), (1, 3), (2, 4), (1, 5), (2, 6)])
b = a+100 # 何らかの計算

c = [tuple(row) for row in b]
print(c) # [(100, 101), (100, 102), (101, 103), (102, 104), (101, 105), (102, 106)]

Answer 4

import numpy as np

a = np.array([(0, 1), (0, 2), (1, 3), (2, 4), (1, 5), (2, 6)], dtype='i,i')
b = np.array([tuple(i+100 for i in x) for x in a], dtype=a.dtype)

print(f'{a = }')
print(f'{b = }')

# a = array([(0, 1), (0, 2), (1, 3), (2, 4), (1, 5), (2, 6)],
#       dtype=[('f0', '<i4'), ('f1', '<i4')])
#
# b = array([(100, 101), (100, 102), (101, 103), (102, 104), (101, 105), (102, 106)],
#       dtype=[('f0', '<i4'), ('f1', '<i4')])