Linuxスクリプトの作成（コマンド実行結果の出力）

Question

いつもお世話になっております。

CentOS環境で、コマンドを実行した結果の一部情報をCSV出力する.shを作成できないかと考えております。

＜例＞※実際の実行結果とは少し異なります。

[root@test ~]# ifconfig

enp0s10f0: flags=4163<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST> mtu 1500
inet "172.21.1.59" netmask "255.255.255.0" broadcast "172.21.1.255"
inet6 fe80::131:268c:f555:116e prefixlen 64 scopeid 0x20<link>
ether 00:15:5d:60:bc:26 txqueuelen 1000 (Ethernet)
RX packets 488964 bytes 696374076 (664.1 MiB)
RX errors 0 dropped 2 overruns 0 frame 0
TX packets 203273 bytes 15029523 (14.3 MiB)
TX errors 0 dropped 0 overruns 0 carrier 0 collisions 0

上記の通り、ifconfigコマンドを実行した結果から[inet][netmask][broadcast]の値のみ
「,」（カンマ区切り）で出力したいと考えております。
※「”」（ダブルクォーテーション）除外

⇒目的

・ファイル名：　test.CSV
・結果　　　：　172.21.1.59, 255.255.255.0, 172.21.1.255

grep、awkといったコマンドを活用することで意図する結果は得られそうなイメージはできるのですが
シェルとして作成する段階には至らず。。
正直、シェル自体初めてで色々と調べて勉強しだしたところで、見当もつきません。

教えて頂く前提の問い合わせとなっておりますが、方向性としてヒントだけでも頂ければ
完成に近づけられるよう調べながら進めたいと思っており、ご助言頂けますと助かります。

Comments

[TaichiYanagiya]

回答ではないですが、ifconfig よりも "ip -o address" で 1行表示の方が扱いやすいと思います。

[otn]

ifconfig で何も指定しないと、全デバイスについての情報が表示されると思いますが、その中のどれを選ぶのか、デバイス名で選べるなら、最初から ifconfig enp0s10f0 のように指定するなら楽です。

[melian]

ip -o a ですと netmask が bit width になってしまいますね。。。
ifconfig の出力形式が何だか微妙に異なっている様に見えますが、例えば以下の様にして加工するなどでしょうか。

# ifconfig | grep -E '^\s*inet ' | tr -d '"' | awk -vOFS=, '{print $2,$4,$6}'

Answer 1

こういうのはperlが一番です。

$ ifconfig | perl -nle '/inet (\S+) +netmask (\S+) +broadcast (\S+)/ and print "$1,$2,$3"' > test.CSV

Comments

[skygo]

KojiDoi　様
ご回答ありがとうございます。
アドバイス頂いたPerlを理解できておりませんが、方法は決まっておりませんので
模索しながら進めてみます。
ありがとうございました。

Answer 2

シェルの書き方ですが、手動で実行するコマンドをテキストファイルに書き込みます。

例えば、Hello world と表示するシェルは次のようになります。

#!/bin/bash
echo "Hello world"

コードの1行目はシェバン(shebang) と言って特殊な宣言文です。
シェバンを表す #! という記述に続いてスクリプトを実行するインタプリタを指定します。
シェルスクリプトの場合は、シェルのプログラムを指定します。
シェルには色々ありますが CentOS などの Linux では /bin/bash がデフォルトのシェルです。

コードの2行目は、Hello world とターミナル上に表示するコマンドです。
echo は引数を表示するだけの簡単なプログラムになっています。
引数の "Hello world" という文字列を渡すと ターミナル上に「Hello world」と表示されます。

このコードは、テキストファイルとして保存して、拡張子は付けても付けなくても良いんですが、慣例的には .sh を付けます。今回は hello.sh という名前で作成したということにします。

この状態だと、hello.sh はただのテキストファイルです。シェルスクリプトして実行するには次の2通りの操作があります。

1. /bin/bash コマンドの引数に hello.sh を指定して実行する
2. hello.sh に実行権限をつけて hello.sh を実行する

前者の実行例は次の通りです。

$ bash hello.sh
Hello world

後者の実行方法は、事前に実行権限を設定します。実行権限は chmod コマンドを使用します。引数にファイルのパーミッション情報を指定して、最後にファイル名を指定します。今回は、現在の権限に実行権限を追加する意味の「+x」というオプションを使用してみます。設定された実行権限は「ls -l」コマンドで確認できます。

$ chmod +x hello.sh
$ ls -l hello.sh
-rwxr-xr-x 1 takeume2 takeume2 32 Oct 26 22:12 hello.sh*

実行権限を付け終わったら、hello.sh を実行します。実行するには相対パスまたは絶対パスでファイル名を入力してEnterを押します。

$ ./hello.sh
Hello world

どちらの操作方法でも、「Hello world」という文字が表示され、シェルが実行されたことが確認できます。

このように、手動で実行するコマンドを、テキストファイルに記述するだけでシェルスクリプトを書くことが出来ます。

あとは ifconfig の結果を grep や awk でカンマ区切りのテキストに整形するコマンドを考えて、書いててみて、実行してみてください。

分からない点があったら、また質問してもらえれば詳しい人が教えてくれると思いますので、頑張ってください。

Comments

[skygo]

take88　様
ご返信ありがとうございます。
ご丁寧にご解説頂きまして助かります。

grep・awkというコマンドを調べていましたので、考え方としてはあながち間違ってはなさそうで
参考となりました。
コマンド単位でどういう動きをするか調べながら進めてみます。
ありがとうございました。