Pythonでreturnの後に処理を実行したい

Question

from rest_framework.views import APIView
from rest_framework.response import Response
import gc

class test(APIView):
    def post(self,request,*args,**kwargs):
        
        __test = self.request.data['test']

        return Response(__test)

        del __test
        gc.collect()

DjangoでAPIを作成しています。returnの後に使用しない変数のオブジェクトを削除してガベージコレクションをしたいのですが、どのような方法があるでしょうか。

▽追記
みなさま回答ありがとうございました。WEBサイトの作成でメモリが足りなくなり、pythonのガベージコレクションを行うことで解決しようとしていました。そのあと調査を続けたところ、ApacheとMySQLのチューニングを行うことにより、メモリ不足を解決することができました。質問の件について、私の実力ではベストアンサーを選ぶことができないため、1ヵ月ほど様子を見て、グッドの数が多い方をベストアンサーにして質問を閉めさせていただきます。ありがとうございました。

Answer 1

returnの後にその関数内でなにかすることはできません。

使用しない変数のオブジェクトを削除

もし、そのオブジェクトが関数外で使われないのであれば、pythonが自動で消してくれるので不要です。
また、質問の「__test」が束縛されているオブジェクトは、returnで返しているので、もし消してしまうと受け取った側で使えなくなります。

ガベージコレクションをしたい

もし、どうしてもやりたいなら、returnの前にやることになるでしょう。
消したオブジェクトをちゃんと消すのが目的なら、前に書いたとおりです。

また、書いたとおりインタプリタが適切に実施してくれるので、プログラムから意識的にGCを呼ぶ必要は無いと思います。

Answer 2

decoratorを使うのが一番簡単だと思いました(処理を追いにくく悪評も多い気がしますが)。

コード

import os
import gc
import psutil

def print_memories():
    print(psutil.Process(os.getpid()).memory_info())

def gc_when_returned(func):
    def wrapper(*args, **kwargs):
        func(*args, **kwargs)
        gc.collect()
        print("gc collected.")
    return wrapper

def hoge():
    print("hoge()")
    o = [x for x in range(1024 * 1024)]
    print_memories()

@gc_when_returned
def hoge_with_gc():
    print("hoge_with_gc()")
    o = [x for x in range(1024 * 1024)]
    print_memories()

print_memories()
hoge()
print_memories()
hoge_with_gc()
print_memories()

※psutilはpipで入れる必要があります

結果

うちの環境(ubuntu 20.04 python3.8.10)だと実行結果は以下のようになります。

pmem(rss=12230656, vms=22401024, shared=6459392, text=2863104, lib=0, data=5971968, dirty=0)
hoge()
pmem(rss=54915072, vms=65384448, shared=6602752, text=2863104, lib=0, data=48955392, dirty=0)
pmem(rss=12750848, vms=22605824, shared=6602752, text=2863104, lib=0, data=6176768, dirty=0)
hoge_with_gc()
pmem(rss=54648832, vms=68108288, shared=6602752, text=2863104, lib=0, data=51679232, dirty=0)
gc collected.
pmem(rss=20930560, vms=34029568, shared=6602752, text=2863104, lib=0, data=17600512, dirty=0)

今回の例を今回の環境で見ると、普通に戻っただけでも開放されているので、あまり期待した効果はないようです。他の環境(処理系/バージョン/プラットフォーム)でどうなるかは未知数なので、能動的なgc自体に意味がないかどうかは分かりません。

注意

gcは基本的に自動で行われますが、任意のタイミングで実施できます。個人的に考えている、能動的なgcの主な使用用途としては、大きなメモリを使った後長く忙しい処理が入るとき、その直前に確実にメモリを空けておきたいとか、メモリの少ない環境でこまめに手動でgcしておきたいとか(パラメータでも調整できるかも)、でしょうか。いずれにしても比較的負荷の高い作業なことに注意です。

Answer 3

「returnの後に使用しない変数のオブジェクト」をローカルな名前空間から削除したとしても、それはDjangoがクライアントにレスポンスとして返し終わるまでは必要なオブジェクトであり続けます。
関数の終了後にガベージコレクションをしたとしても、レスポンスに必要なオブジェクトである限りガベージコレクションで回収の対象になるはずがありません。

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また、これはX-Y問題であるように感じます。

質問のような考えを仮定するとしても、カベージコレクションに回収されなかった時に何か困ることが起きているのでしょうか?
その何か困ることの方を質問するべきです。
何も困っていないのなら何もする必要はないし、何か困っているならその困っていることを解決する手段が知りたいはずだからです。（そして回答者は何もする必要はないことに回答はしたくないし、困っていることが解決する手段を回答したいのです）

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Responseを返却し終わった後に処理をさせる方法を探してみましたが、request_finishedシグナルに応じて毎回ガベージコレクションを走らせるくらいしかなさそうでした。これですとすべてのリクエストの後にガベージコレクションが走ってまうので現実的ではなさそうという感想です。

あとはResponseを継承して終了後に何かを実行するという案もあります。
破棄したいものが特別扱いされるように__init__を共に実装すれば何かが解決するかもしれません。

どちらも何に困っているかが質問にない以上、直接の回答はできずアイディア止まりです。あしからず。

Answer 4

contextlib.ExitStack を利用して、Golang の defer と同様な事ができます。
※ 今回の場合、test.defer() メソッド内での処理は不要なものかと思います。

from contextlib import ExitStack
import gc

class Response():
    def __init__(self, arg):
        self.arg = arg

class test():
    def defer(self, local_vars, name):
        del local_vars[f'_{__class__.__name__}{name}']
        gc.collect()
        print('defer done')

    def post(self,*args,**kwargs):
        with ExitStack() as stack:
            __test = [1, 'Response value']
            stack.callback(self.defer, locals(), '__test')

            print('return from post')
            return Response(__test)

if __name__ == '__main__':
    t = test()
    ret = t.post()
    print(ret.arg)

# return from post
# defer done
# [1, 'Response value']

Answer 5

from rest_framework.views import APIView
from rest_framework.response import Response
import gc

class test(APIView):
    def post(self,request,*args,**kwargs):
        
        __test = self.request.data['test']

        ret = Response(__test)

        del __test
        gc.collect()
        return ret

ただし、ガベージコレクトは必要なときに走ってくれるので自分で走らせる意味は無いと思います。