呼ばれない関数が数多く含まれているソースコード分析で可視化に役立つツールはないでしょうか？

Question

###前提・実現したいこと
C,C++ のソースコードを引き継いで新規機能を追加するため、
現コードの分析を行っております。

新規機能追加のために特定の変数がどのように使われているか確認したところ、
インクリメント関数が用意されていて、
コード全体から呼出し可能なデザインとなっているのですが、
呼出し元の内、半分以上がどこからも呼ばれてないので、
思ったより分析が大変かなと思い始めています。

コードを簡易的に書くとこんな感じです。

main.c 
int main(int argc, char* argv[])
{
    increment();
    func01();
    return;
}

func01.c
void Func01()
{
    increment();
    Func02();
}

func02.c
void Func02()
{
    increment();
}

increment.c
int count = 0;
void increment()
{
    count++;
}

func03.c
void Func03(); ← どこからも呼ばれていない。でもプロジェクトには登録されているのでコンパイルはされる。
{
    increment();
    Func02();
}

実際はもっと関数の呼び出し階層(?)が深くて、最初は目視で上層をたどってコードの分析をしていたのですが、
コードの全体デザインがこのような感じなので、検索/参照元ジャンプ → 目視での分析をあきらめました。

関数の依存関係を図式化(可視化)した方が効率がいい気がしてきました。
何か良いツールがありましたらアドバイス頂けると助かります。

可能であれば、IDEやコンパイラに依存しない形で、ソースファイルのみで、
コード全体が一つの図として可視化できるものがあればうれしいのですが…
そんな都合の良いツールはないでしょうか？

なにとぞ、アドバイス頂けると助かります。宜しくお願い致します。

Answer 1

関数の依存関係を図式化(可視化)した方が効率がいい気がしてきました。
何か良いツールがありましたらアドバイス頂けると助かります。

Doxygen + Graphviz の組み合わせで、ソースコード閲覧用のHTMLページを生成できます。関数呼び出しの関係性（コールグラフ）のグラフ化もサポートしますし、ソースコードレベルで相互参照（クリックすると定義先にジャンプ）もできます。

Answer 2

可視化ツールというか、ドキュメント作成ツールですが、Doxygenなんかはフリーなんで試してみるのはいいと思いますよ。関数呼び出しの図式化なんかもしてくれますし。
ただ、グラフがやたら大きくなったりするのを制御しないといけないので、導入までが少し大変かもしれません。また、TeX（文章成型ツール）の知識が必要にもなる場合があります。

Answer 3

いわゆる静的解析ツールのCppcheckはいかがでしょうか？
ソースコードのみで解析でき使いやすかったです。
未使用の変数や関数(unreadVariable/unusedFunction)検出できます。

参考：C/C++のソースコードをCppcheckで静的解析してみよう

追記:

関数の依存関係を図式化(可視化)

この部分を見逃してました。Cppcheckはいわゆる関数呼び出しなどの可視化はできません。
可視化ツールも探せばいくつか見つかりますし、過去にも使ってみたことありますが、ソースコードの規模が大きくなる（階層が深くなる）と、かえって分かりづらかった覚えがあります。

Comments

[GuielNo4]

階層が深くなると図としてわかりづらくなることがあるのですね…。もうちょっと他の回答を待ちたいと思います。アドバイスありがとうございました。

Answer 4

呼ばれていない関数は-Wunused-functionでさっくり探しだすとして、うーん・・・
llvm IRを使ってどうにかするツールを作るしかないのでは・・・？

IDE依存でよければVS2017の関数呼び出し階層検索とすべての参照検索(変数に対するR/WがVS2017から区別できるように)で

関数の依存関係を図式化

やっても巨大すぎて全く使い物にならないので図式化はおすすめしない。そんな暇があったら関数のファイル分けをやっている方が生産的。

結局、グローバル変数との依存を切って(引数渡し)、コード共通化してファイル分けしてを地道にやって脳内にコードが収まるまでやるしかない。