ESP32でタイマー割り込みイネーブル後にWifi接続したい

前提・実現したいこと

ESP32－DevKitCでタイマー割り込みイネーブル後にWifi接続（接続監視・再接続）したい

タイマー割り込みはデータの一定時間の収集や通信タイミングに使用したい
wifi通信は接続後も切断した場合に再接続する処理を行いたいのでタイマー割り込みイネーブル後にも接続処理をできるようにしたい
（できれば別タスクで）

発生している問題・エラーメッセージ

タイマー割り込み処理イネーブル後にWifi接続するとリブートを繰り返してしまう
ただし条件としてタイマー割り込み内の処理で他のファイルの関数を呼び出した場合
例えば.inoファイル内で宣言された変数や関数を呼び出した場合は起きない

Rebooting...
ets Jun  8 2016 00:22:57

rst:0x3 (SW_RESET),boot:0x13 (SPI_FAST_FLASH_BOOT)
configsip: 0, SPIWP:0xee
clk_drv:0x00,q_drv:0x00,d_drv:0x00,cs0_drv:0x00,hd_drv:0x00,wp_drv:0x00
mode:DIO, clock div:2
load:0x3fff0018,len:4
load:0x3fff001c,len:1216
ho 0 tail 12 room 4
load:0x40078000,len:9720
ho 0 tail 12 room 4
load:0x40080400,len:6364
entry 0x400806b8
Guru Meditation Error: Core  1 panic'ed (Cache disabled but cached memory region accessed)
Core 1 register dump:
PC      : 0x40139b30  PS      : 0x00060034  A0      : 0x800812f4  A1      : 0x3ffbe790  
A2      : 0x3ffbecd8  A3      : 0x20000000  A4      : 0x00000400  A5      : 0x00000000  
A6      : 0x3ffc15f8  A7      : 0xffffffff  A8      : 0x80080f4d  A9      : 0x00000001  
A10     : 0x00060e23  A11     : 0x00000000  A12     : 0x3ffba264  A13     : 0x0000abab  
A14     : 0x3ffc3248  A15     : 0x00000001  SAR     : 0x00000012  EXCCAUSE: 0x00000007  
EXCVADDR: 0x00000000  LBEG    : 0x00000000  LEND    : 0x00000000  LCOUNT  : 0x00000000  
Core 1 was running in ISR context:
EPC1    : 0x40086ac7  EPC2    : 0x00000000  EPC3    : 0x00000000  EPC4    : 0x40139b30

Backtrace: 0x40139b30:0x3ffbe790 0x400812f1:0x3ffbe7b0 0x40084809:0x3ffbe7d0 0x40086ac4:0x3ffba190 0x40082c23:0x3ffba1b0 0x40088c15:0x3ffba1d0

該当のソースコード

sketch_sep15a.ino

  #include <WiFi.h>
  #include "testtest.hpp"
  
  const char* ssid = "***";
  const char* password = "***";
  
  hw_timer_t * timer = NULL;
 
  void IRAM_ATTR lOOusecTimer(){

    test();

  }
   
  void setup() {
    
    Serial.begin(115200);
    while (!Serial);

    timer = timerBegin(0, 80, true);
    timerAttachInterrupt(timer, &lOOusecTimer, true);
    timerAlarmWrite(timer, 100, true); 
    timerAlarmEnable(timer); 
 
    WiFi.mode(WIFI_STA);
    WiFi.begin(ssid, password);
    while (WiFi.status() != WL_CONNECTED) {
      delay(500);
    }
    
  }

  void loop() {
  
    delay(1000);
    
  }

testtest.cpp

  void test(){
   
  }

testtest.hpp

  void test();

試したこと

・サンプルでは同一タスクで接続してるが、別タスクにしてCPUコアをPRO_CPU_NUMやAPP_CPU_NUMなど指定を変えてメインタスクと別にすることで回避できないか試したが同じ結果になった
・Wifi接続処理に使用しているタイマーがあり競合しているのではないかと、タイマーを0～3まで変更してみたが同じ結果になった
・タイマーイネーブル前だと問題なくWifi接続

補足情報（FW/ツールのバージョンなど）

Arduino Ver1.8.13

できるだけシンプルな形にしたつもりですが、問題解決の糸口が見つけられませんでした。他のサイトでもTimer割り込みとWifi接続を両立しているサンプルはありましたが、Timerイネーブル前に接続してその後は通信の監視はしていないものばかりで行き詰まってしまいました。どなたか思い当たる点がありましたら宜しくお願い致します。

行動規範の内容に同意します

回答1件

ベストアンサー

あまりちゃんとスジを通した調査はしてませんが、
'Cache disabled but cached memory region accessed'でググってみるとつまり割り込みルーチン内での処理はIRAM_ATTRをつけろみたいな話で、(もしかしたらWifiの接続処理中に何らかの理由でキャッシュを切るというとこなのかも知れないけれど)

C++
1//testtest.h
2#pragma once
3void IRAM_ATTR test();

C++
1//testtest.cpp
2#include <esp_system.h>
3void IRAM_ATTR test(){
4}

としてみるとリセットはかからなくなるみたいです。

投稿2020/09/16 13:10

thkana

総合スコア7703

退会済みユーザー

2020/09/17 01:15

回答がありがとうございます。試したところ無事動きました。逆に同一ファイル内でtest()を書いてコンパイルした場合ではIRAM_ATTRが無くても動いたのは、コンパイラが割り込みから呼び出された関数はIRAMに配置するからでしょう。辻褄があいますのでご指摘頂いた理由で間違いないと思います。 Wifi接続時にキャッシュがDisableにされるのかどうかについては自分で調査を続けたいと思います。大変助かりました。ありがとうございました。

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