個人的には以下のように考えています。
- 都度データを抽出してきて、あれやこれや手元で試行錯誤した上でベストのモデル(統計学でも機械学習でも)を作り上げた上で、都度アウトプットとして出す。というやり方であればR
- システムに組み込み、自動的にインポートされたデータに対してバッチorオンラインで処理(統計学でも機械学習でも)し、自動的に結果をエクスポートする。というやり方であればPython
基本的にRはDSLとみなされており、コーディングには向きません(for文など制御系が貧弱)。その代わり多彩を極める動的型付けやメソッド組み込みなどの仕様により、対話的処理においては非常に優れています。PythonでiPython Notebookを用いて対話的処理を行うよりも、個人的にはRの方が勝ると思っています。
他方、Pythonは一般のwebアプリなどでも多用されるようにコーディング向け汎用言語としても優れており、システム開発においてはRよりも遥かに向いています。
ですので、naoyanさんがどちらの方向性で今後データ分析を手掛けていかれるかによって、RとPythonどちらを用いるかを選んでみてはいかがでしょうか。
なお、統計学・機械学習という観点で見れば、RとPythonに大きな優劣はありません。一部の最先端の統計学分野においてはRのパッケージが充実している一方、一部の最先端の機械学習分野においてはPythonのパッケージの方が充実しているということもあり、最先端のところで比べても一長一短です。あえて言えばPythonの方がCUDAなどGPU周りの環境が整っていて強いというところでしょうか。
バッドをするには、ログインかつ
こちらの条件を満たす必要があります。