対話モードにて「True」が返されるものについて

Question

pythonの基礎認定試験の問題でこのような問題がありました。

対話モードで入力した時に「True」が返されるものは次のうちどれか。
1.(-1, -10, -2, -5) > (-1, -2, -5)
2.(2, 3, ('aa', 'ab')) < (2, 3, ('abc', 'a'), 5)

この選択肢で私は、右辺の全てのオブジェクトが左辺に含まれているので1番を選択しましたが、正解は2番でした。
なぜそうなるかが分からないので
ご教授いただけたら幸いです。

Answer 1

リスト/タプルの大小の比較のルールの理解が間違えています。
「右辺の全てのオブジェクトが左辺に含まれている」かどうかではなく、先頭要素から順にチェックされて最初の異なる要素同士で大小関係が判定されます。以降の要素はチェックされません。
その他、数が違う場合とか型が違う場合などいろいろ条件がありますが、そのあたりはドキュメントを参照ください。

Comments

[Shingodate1]

ご回答いただきありがとうございました。

Answer 2

tupleの比較は辞書式順序によって行われるからです。

公式ドキュメント 6.10.1. 値の比較をお読みください。

Answer 3

ざっくりいえば各要素の値を先頭から順に比較していきます。

共通のシーケンス演算

同じ型のシーケンスは比較もサポートしています。特に、タプルとリストは対応する要素を比較することで辞書式順序で比較されます。つまり、等しいとされるためには、すべての要素が等しく、両シーケンスの型も長さも等しくなければなりません。(完全な詳細は言語リファレンスの 比較 を参照してください。)

6.10.1. 値の比較

組み込みのコレクションどうしの辞書式比較は次のように動作します:

比較の結果が等価となる2つのコレクションは、同じ型、同じ長さ、対応する要素どうしの比較の結果が等価でなければなりません (例えば、 [1,2] == (1,2) は型が同じでないので偽です)。
順序比較をサポートしているコレクションの順序は、最初の等価でない要素の順序と同じになります (例えば、 [1,2,x] <= [1,2,y] は x <= y と同じ値になります)。 対応する要素が存在しない場合、短い方のコレクションの方が先の順序となります (例えば、 [1,2] < [1,2,3] は真です)。

Comments

[Shingodate1]

ご丁寧にご回答いただきましてありがとうございました。
参考にさせて頂きます。