前提・実現したいこと

モニターもマウスも接続していないラズパイZero Wで、
0. systemdにてPythonスクリプトを自動起動させ、
0. スクリプトの中でトークン設定等をしてGASにログインし、
0. GPIOで取得したセンサーデータをgspreadでGoogleスプレッドシートに書き込む

という処理をおこなおうとしています。

自動起動そのものは成功しています。ところが、serviceファイルには

[Unit]
Description=gas
After=network.target
以下略

と記述していて、また、raspi-config でブート時はネットワーク接続確立まで待つ設定にしているにもかかわらず、GASへのログインの段階で成功したり失敗したりと安定しません。
ここに成功した場合はセンサーデータ取得とGoogleスプレッドシートへの書き込みはできています。

原因と対策について助言をいただきたく、よろしくお願いします。

バージョン

Raspbian GNU/Linux 9.11 (stretch)
Python 3.5.3
gspread (3.2.0)
oauth2client (4.1.3)

試したこと

開発環境で成功し本番環境で失敗するので、試行錯誤のすえ以下のような傾向があることがわかりました。
技術的な理由があるのか不明です。ほとんどオカルトですね。

USBにデバイス接続なしだと失敗する
USBに（ハブ経由でも直接でも）キーボードやカメラを接続すると成功する
USBに（ハブ経由でも直接でも）マウスを接続しても成功失敗に無関係
HDMIモニターの接続有無は成功失敗に無関係

エラーメッセージ

sudo LANG=C systemctl status -l gas （gasは自動起動のサービス名）でログを確認すると以下のようになっています。（見やすくするためタイムスタンプ削除しています）

● gas.service - gas
   Loaded: loaded (/etc/systemd/system/gas.service; enabled; vendor preset: enabled)
   Active: failed (Result: exit-code) since Sat 2020-02-29 09:56:04 JST; 8min ago
  Process: 428 ExecStart=/usr/bin/python3 /home/pi/gas.py (code=exited, status=1/FAILURE)
 Main PID: 428 (code=exited, status=1/FAILURE)

python3[428]:   File "/usr/lib/python3/dist-packages/OpenSSL/crypto.py", line 2670, in sign
python3[428]:     _openssl_assert(final_result == 1)
python3[428]:   File "/usr/lib/python3/dist-packages/OpenSSL/_util.py", line 61, in openssl_assert
python3[428]:     exception_from_error_queue(error)
python3[428]:   File "/usr/lib/python3/dist-packages/OpenSSL/_util.py", line 48, in exception_from_error_queue
python3[428]:     raise exception_type(errors)
python3[428]: OpenSSL.crypto.Error: [('', 'osrandom_rand_bytes', 'getrandom() initialization failed.'), ('rsa 
systemd[1]: gas.service: Main process exited, code=exited, status=1/FAILURE
systemd[1]: gas.service: Unit entered failed state.
raspberrypi systemd[1]: gas.service: Failed with result 'exit-code'.

ちなみに、成功した場合のログはこうです。

● gas.service - gas
   Loaded: loaded (/etc/systemd/system/gas.service; enabled; vendor preset: enab
   Active: active (running) since Sat 2020-02-29 12:00:16 JST; 2h 8min ago
 Main PID: 435 (python3)
   CGroup: /system.slice/gas.service
           └─435 /usr/bin/python3 /home/pi/gas.py

systemd[1]: Started gas.

行動規範の内容に同意します

回答2件

ベストアンサー

SSL処理に必要な乱数を生成できないために発生しているようです。
この乱数の元になるデータはキーやマウス入力などから生成しているのですが、接続していない場合、元データが枯渇（エントロピーが減少）して乱数が生成できなくなります。
解決策としてはRPi 3A+ Failed to make API calls when headlessによるとsudo apt-get install havegedにてHavegedをインストールすればよいようです。
ちなみにBuster: one problem of Raspbian has finally been solved.に記載あるようにBusterでは解消されているようです。

投稿2020/02/29 06:50

can110

総合スコア38266

mo256man

2020/02/29 08:38

USBデバイスの有無がログインに影響していたとは！オカルトではなかったのですね（笑）。 rng-tools で効果確認した後それをアンインストールすることなく Haveged をインストールしたので Haveged 単独の効果確認はしておりませんが、示していただいたサイトの説明にあるように rng-tools も Haveged も効果ありそうですね。仕組みまで説明していただき、たいへん勉強になりました。どうもありがとうございました。

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