Pythonのグラフ描画ライブラリについて

Question

WEB画面にPythonで下記のような値毎に色分けした折れ線グラフを描画したいとかんがえているのですが、Matplotlibライブラリでは色分けして描画することができないようでした。
そこでpyechartsというライブラリを使用してみたのですが、色分けすることはできてもX軸の目盛りを自由設定することが出来ませんでした。（ライブラリが自動で間隔等を決めて表示してしまう。）
折れ線グラフを値毎に色分けすることができて、X軸の目盛り線間隔とラベルを自由に設定できるよいライブラリがありましたらご教示願います。

メージ説明](b7f5de80a12b4884a885d7a592aeb100.jpeg)

Answer 1

グラフは画像上のドットに色を1点ずつつけて作成しているので、matplotlib に「y の値に応じて、色を変えた折れ線を作成する関数」そのものはないですが、scatter() で画像を十分敷き詰められる点を描画することで実質、折れ線が作成できます。
色分けは既存のカラーマップを使うか、色分けする y の値の境界を明示的に指定したい場合は自作カラーマップを作ればよいです。

import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
import matplotlib as mpl


fig, ax = plt.subplots()

# [0, 20) は赤、[20, 50) は緑、.... という意味
cmap = mpl.colors.ListedColormap(["red", "green", "blue", "cyan", "pink"])
bounds = [0, 20, 50, 60, 90, 100]

x = np.linspace(-10, 10, 5000)  # 画像を十分敷き詰められる点を作成する。例えば、5000とか大きい値にすればよい
y = x ** 2

# s が線の太さ
plt.scatter(x, y, s=5, c=y, cmap=cmap, edgecolor="none")

以下の質問を参考にしました。

color mapping - Change colour of curve according to its y-value in matplotlib - Stack Overflow

追記

回答したあとに気づきましたが、すでにあるデータから色わけした直線を作成する場合は中間値のyの値を計算しておく必要がありますね。

import matplotlib as mpl
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
import pandas as pd

# 以下のようなデータが与えられたとする。
x = pd.date_range("2012-01-01", "2013-02-22")
y = np.random.choice([-1, 1], len(x)).cumsum()
df = pd.DataFrame({"date": x, "value": y}).set_index("date")
df.plot()
plt.show()


# データの各要素間の値を線形補完する。
df = df.reindex(
    pd.date_range(start=df.index.min(), end=df.index.max(), freq="h")
).interpolate()

# 描画する。
fig, ax = plt.subplots()

cmap = mpl.colors.ListedColormap(["red", "green", "blue", "cyan", "pink"])
bounds = [-50, -20, -10, 10, 20, 50]

plt.scatter(df.index, df["value"], s=3, c=df["value"], cmap=cmap, edgecolor="none")
plt.show()

Comments

[kasu813]

ご回答いただきありがとうございます。とても参考になりました。