SSDの『MultiBox』と Faster R-CNNの『Sliding Window』の違いは？

Question

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上の図はFaster R-CNNに使われる『Sliding Window』で、下の図はSSDに使われる『MultiBox』です。
『Sliding Window』と『MultiBox』の出所が異なるものの、やってる事に差が感じられません。
もちろん実装コードが解析すれば、何らかの差が出るかも知りませんが、
論文の説明からしますと、
実現したい目標も全く同じで、テクニック的な思想は一緒ですね！
両方とも局所的に異なるサイズやアスペクトのAnchorを使いますし。

Sliding Windowをすれば、当然　Multi Box になるでしょ？

「いや、違う！」と説明できる方、是非ご説明いただきたいのです。

Answer 1

SSDのMultiBoxは一度にforwardします。
sliding windowは名前の通り、スライドさせます。
sliding windowの方が遅いです。
そこで、Faster R-CNNでは RPNを使ってリージョンの提案をして高速化している訳です。

Comments

[OOZAWA]

貴重な御教授ありがとうございます。
>> SSDのMultiBoxは一度にforwardします

これはAnchor box同士の間に座標のregressionとclass(カテゴリ)の推論を並列処理可能という意味でしょうか。
そして　Faster R-CNNでは RPNを使ってリージョン提案の場合はリージョンを一つ一つ提案するのでしょうか、それとも同時に一括提案するのでしょうか(要はこいつも並列処理可能かどうかを聞きたいのです)

またどうぞ宜しくお願い致します。

[MasashiKimura]

一括です