マイグレーションファイルを作成せずにマイグレート可能な理由について

Question

Django公式ドキュメントには、マイグレートの実行python manage.py migrateがマイグレーションファイルを作成する前に行なっています。
マイグレートはマイグレーションファイルをデータベースに適用する為のコマンドであるかと思うのですが、manage.py makemigrationsとマイグレーションファイルを作成しなくても良いのでしょうか...?

Answer 1

上記のDjango公式ドキュメントにも書かれていますが、Djangoには管理サイトや認証システムなどのよく使うアプリケーションがデフォルトで付属しています。(INSTALLED_APPSに最初から書いてあるアプリです。)
これらのアプリは既にマイグレーションファイルが作成された状態でDjango自体に組み込まれているので、最初に行うpython manage.py migrateでは、これらのデフォルトのアプリがマイグレーションされます。

試しにDjangoのソースコードのcontribにある適当なアプリを見てみると、モデルが定義されているものは、最初からmigrationsディレクトリがあることが確認できます。

例：django/contrib/admin/migrations
https://github.com/django/django/tree/master/django/contrib/admin/migrations

Comments

[ruuuu]

ご丁寧にご説明頂きまして、ありがとうございます。
最初から、既にデフォルトで付与されているアプリのマイグレーションファイルが作成されていたのですね...
勉強になりました。

Answer 2

例えば

• アクセスできないリモートデータベースの設定を書いた
• 作成不可能なディレクトリにローカルデータベースのファイルを作るように設定を書いた

などの場合、先にpython manage.py migrateすることでエラーに遭遇して、それと気づくことができます。

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チュートリアルの通りに進めることができることは確認できるはずなので、何を問題にしているのかまったく分からないわけではありますが。
（チュートリアル通りなら「ファイルができる」ことを目撃するはず）