pythonの浮動小数点計算はコンピュータごとに異なる？

Question

pythonで浮動小数点の計算をすると、例えば0.1+0.2=0.300000000...のようにずれが生じますが、このズレの大きさはコンピュータによって異なるのでしょうか？

プログラムは多少異なるものの、計算結果は同じになるはずのプログラムを別々のPCで動かしたのですが、結果が微妙に異なりました。

Answer 1

浮動小数点型はたいていは C の double を使って実装されています; あなたのプログラムが動作するマシンでの浮動小数点型の精度と内部表現は、 sys.float_info から利用できます。
組み込み型 — Python 3.8.0 ドキュメント

（3.8版は未翻訳のため便宜的に3.7より引用。内容同じ）

とのことです。なので実際にsys.float_infoを確認してみる、ビルドしたコンパイラを調べるなどしてみるなどしてみればわかります。昨今の一般論としては、すでにtiitoiさんがご回答されている通り、ここで違いが生じるというのはよほど特殊な環境でない限り考えづらいような気がします。

たとえば計算の順序が少し変わるだけでも結果が変わったりするので、そういった線を疑ってみると良いのではないでしょうか。

>>> (0.1/3) + (0.2/3)
0.1
>>> (0.1+0.2)/3
0.10000000000000002

Comments

[ramin]

ありがとうございました。

Answer 2

昨今の浮動小数点演算のハードウェア/ソフトウェアの実装は、IEEE 754 の規格に従っていると思うので、全く同じ計算を行えば、コンピューターや言語によって異なるということはないはずです。

ただし、画面に出力する際は、浮動小数点数を10進の文字列に変換するので、そこでライブラリ/言語によって差異が生まれる可能性はあります。

Comments

[ramin]

ありがとうございました。

Answer 3

プログラムは多少異なるものの、計算結果は同じになるはずのプログラムを別々のPCで動かしたのですが、結果が微妙に異なりました。

回答にないものだと、decimal で算術コンテキストが違う計算結果を比較しているとか。