他言語間でのプロセス間通信について

Question

他言語間でのプロセス間通信について。
c++を用いて開発を行っていますが今回画像処理の部分でpythonで記述したコードを使用したいと思いました。
この時, pythonのプロセスを立ち上げておいてc++からプロセス間通信によりデータを受け渡して処理を行う, もしくはOSにsignalを送るようなプログラミングをしてしまうことはコーティングスタンダード的に許されることなのでしょうか？
C++への関数の変換も考えましたが見た感じ複雑そうだったので...

Answer 1

C++からPythonのコードを呼び出したいのでしたら以下のリンクのようにPythonの埋め込みの方が柔軟な処理を実現できると思います。

Python2系の場合
他のアプリケーションへの Python の埋め込み
C/C++ から Python を動的に扱う

Python3系の場合
他のアプリケーションへの Python の埋め込み

ですがPython側でプロセス常駐するのでしたらこの方法は使えませんので、プロセス間通信など他の手段が必要でしょう。
この辺りはコーディングスタンダードよりも設計寄りですので、許す、許されないという話ではないと考えます。

Comments

[退会済みユーザー]

この方法に1票。
そもそもPythonはC言語で実装されており、言語機能の全てが動的ライブラリに格納されています。Pythonの通常の処理系は、この動的ライブラリを最も単純にラップする（うすーく包み込む）形で呼び出しているだけなんですね。

Python動的ライブラリの中の最上位関数であるPyメイン関数を呼び出せば、Pythonインタプリタ1つのみを実体化して使用するだけのプログラムが生成されます。
これを自分で呼び出せば良いだけですね。

Pythonインタプリタをnewするにはコストがかかりますが、プロセスを立ち上げる
よりかは安上がりですし、プロセス間通信だとエラーケースの作りこみが面倒ですね。

Answer 2

独立した機能を持ったプロセス同士であれば、言語を気にする必要は全くないと思います。
ただ、通信するデータの形式によってはその形式を苦手な言語もあるかと思うので、考慮が必要です。

Answer 3

実行されるソフトから見た場合、プロセス間通信は単にOS(や処理系)の一機能でしかありません。
なので、もちろん
C<=>C++
C++<=>Python
のようなことも可能でしょう。

ただし、その言語自体がプロセス間通信に対応している必要はあります。

Answer 4

プログラミング言語の違いって、どちらかと言えば プログラマー側の都合（プログラムの書きやすさ）のためにあるのであり、一度実行を開始してしまえば、コンピューター（OS）側からすれば プロセス の一つに過ぎません。（OSから見れば実行中のプログラムがどんな言語で作成されたものかは分かりません。）
ですので、言語の違いを気にする理由は何もありません。

大抵のOSは、プロセス同士が 相互通信するための仕組み として パイプ とか ソケット というものがあります。（ご参考）
同一PC上で使用するならパイプの方が高速だという意見もありますが、いずれにしても、これらは プロセス間通信 のために OS側が標準で準備している仕組み なので、ごく一般的な方法として利用されています。

C系の言語はもちろんのこと、Pythonにもこれらの仕組みを利用するための方法が用意されていますので、ますは概要を調べて「何ができるか」「どのように実装すればよいか」のイメージをつかむところから始められると良いと思います。
Pythonでsubprocessを使って複数のコマンドをパイプでつなぐ
ソケットプログラミング HOWTO

ただし、ソケットプログラミングは、正しく理解して取り組まないとバグの温床になるので、プロセス常駐の必要がないのであれば shienaさんの回答にある通り、Pythonの埋め込み による連携の方が良いと思います。