VBA クラスモジュールの値の保有範囲について

前提・実現したいこと

現在VBAで開発をしており、エラーメッセージ処理をクラスモジュールにまとめて他の処理から呼び出す、という処理を考えています。
また、クラスモジュールのメンバ（変数）には、作業シートに記載してあるエラーメッセージをもたせたいと思っています。

この場合、クラスモジュールの変数（作業シートから読み取ったエラーメッセージ）の保有範囲は、クラスが生成されたときからプロシージャ処理が完了するまででしょうか。

値の読み込みを一回だけにしたいので、エクセルファイルを開いた時点で上記クラスファイルの値が設定され、エクセルファイルを閉じるまで値を保有させるというのはVBAの性質上できないのでしょうか？
（ファイルを開いた時点でクラスモジュールの静的変数にシートから読み込んだエラーメッセージをもたせておきたい、なイメージです）

解説サイトなどを見たのですが、クラスモジュールの変数はインスタンス生成時に値を破棄することから、クラスのInstancingプロパティを変更したとしても上記処理にはならないのかなと思っています…
クラスモジュールの有効範囲の認識が甘いため生じている疑問だと思うのですが
、可否や実現方法があればご回答頂けると幸いです。

行動規範の内容に同意します

回答2件

標準モジュールのモジュールレベル変数で定義した変数は、Excelを開いてから閉じるまでインスタンスが保持されます。

なので、標準モジュールに
Public errObj as ErrorClass
などと宣言して、ブックを開いた時のイベントなどでインスタンスを生成すればそのインスタンスをブックを閉じるまで使用することができます。

※但し処理の途中でエラーが発生プログラムが途中で強制終了してしまった場合はインスタンスが消えてしまうので注意して実装する必要があります。

ただ、上記のやり方はやはりプログラムが強制終了してしまった場合を考えた場合に安全なプログラムとは言えないと思います。なぜならば溜め込んだエラー情報が意図せず全て失われるからです。

エラー情報をファイルで管理し、処理が呼び出される度にファイルに情報を追加 / 読み込みしていく方が安全な処理になると思います。

[追記]
ここにより具体的な参考になる情報がありますので共有致します。

投稿2019/01/17 03:34

編集2019/01/17 14:49

baseballyama

総合スコア316

退会済みユーザー

2019/01/17 03:55

回答ありがとうございます！回答順でベストアンサーにさせて頂いたのですが、エラー処理の観点も考慮しないといけないのですね…勉強になりました。とても助かりました！

baseballyama

2019/01/17 14:49

より具体的な処理方法をシェアしましたので、よければ参考にしてください。

ExcelVBAer

2019/01/18 00:08 編集

自分も同感です。 Openイベントでクラスに保持しておく方法は使わないです。理由としては、デバッグのしにくさ(開発効率の低下)、ユーザ側へ不信感を抱かせる可能性が挙げられます。デバッグ時に、エラー発生⇒ストップをしてしまうと、またOpenイベントを発生させる必要があるので、開発効率の低下を招きます。また、ユーザー側でも、何らかのエラーがあって、ストップすると途端にあちこちでデバッグが発生するので、不安感も高くなると思われます。なので、自分であれば、各ボタンで実行される処理の初期処理で Publicクラスを生成する方法をとるかと。