printf("X:" ); scanf("%d",&x);
と
printf("A:" ); scanf("%lf",&na);
は、設定される値に大きな差があります。
上では 0, 1, 2, .... の整数だけになりますが, 下では 0, 0,1, 00001, 2.1 など整数以外の小数値も設定できてしまいます。
課題の趣旨からいえば、入力値としては整数だけに制限すべきです。
(float で入力を受け付けてから、小数点以下を切り捨て / 切り上げなどして、整数に丸めるという方法もありますが)
この課題でのポイントの1つは、 演算結果を 整数で得るか? 小数で得るか? だと思います。
模範回答例では、 分子を 100.0 倍してから、割り算をすることで float で計算結果を得ています。
(分子が float なので 整数で割り算しても、計算は float になります。)
これを 100.0 倍でなく、100 倍とすると、計算はすべて整数として行われます。(分子も分母も整数なので)
しかし、この方法では、0.3 % のように 1 % より小さい値の部分は切り捨てられてしまいます。
1 % より小さい値も扱うなら、 double / double のようにする必要があります。(分子、分母のどちらか一方が float なら、計算結果は float になります)
100 * (3.0 / 1000.0) -> 0.3 // double で割り算すれば、1 % 以下も求まる。
100 * (3 / 1000) -> 0 // 整数 同士で割り算すると、1 % 以下は切り捨てられる
つまり、求める値の有効精度に応じて、整数、float, double を使い分けることが必要です。
すこし違う数値例でも考えてみます。
100 * (345 / 1000) -> 34
100 * (345. 0 / 1000.0) -> 34.5
となります。
すべて整数だけで計算した場合と、 int から double (または float) にキャストしてから計算した場合では、値が異なってきます。
double (または float) で計算して、その結果の表示をする時に 小数以下を無視して表示するとしても、
小数以下を切り上げ、切り捨て、四捨五入するかによって, 34 % となったり 35 % となったりと差がでます。
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2015/08/23 04:26
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