プライベートIPアドレスが発明された時、もともと172.16.0.0 – 172.31.255.255をグローバルIPアドレスで使っていた人は困らなかったのですか？

総合スコア5846

2018/09/16 02:24

書いた後に根拠が少し薄い気がしました。。。

hiroga

2018/09/20 00:11

ありがとうございます。当時のメーリングリストまで遡っていただき、大変勉強になりました。プライベートIPアドレスの決め方についても、未割り当てかつ最小の値というのは納得感がありますね。（ARPANET停止によってスペースの空いた10.0.0.0/8を除く）ご調査ありがとうございました！

2018/09/20 00:13

@hirogaさんへ解決できて、よかったのですー。あ、メーリングリストは当時のやつではなくて、2017年10月にIPアドレスの割当根拠の質問があってその回答みたいですよー。

hiroga

2018/09/20 00:19

そうなんですねー。同じことが気になった人がいたんですね。ちょっと安心しました！

行動規範の内容に同意します

ちなみに10.0.0.0/8については、もともとARPANETが持っていたアドレスで、ARPANET終了により空いてたそうな。

投稿2018/09/16 01:34

emasaka

総合スコア524

プライベートIPアドレスが決まったのは1994年(RFC1597)で、将来の枯渇が予想されていたもののまだまだIPアドレスには空きがいっぱいあった時代です。使用中の組織をどかす必要性はないしょう。だからああいう切りの悪い数字じなってます。RFCの記述も「IANAはこれらIPアドレスをプライベートネットワーク用として予約した」となっています。
なお、10.0．0.0だけは切りが良いですがこれは未使用だったのではなく、ARPANETが廃止になってアドレスが浮いたのをプライベートIPアドレスに転用したものです。

投稿2018/09/16 01:39

a_saitoh

総合スコア702

2018/09/16 01:51

RFC1597の方が早いのに、検索に引っ掛からないはなぜ、と思ったら、 RFC1918で廃止(Obsoleted)となっていましたね。RFC1597(1994年)に予約済みなので、RFC1918(1996年)でもそのまま、使ったということでしょうか。

行動規範の内容に同意します

それとも、プライベートIPアドレスには当時余っていたアドレスを用いるようにしたのでしょうか？

おそらく、その通りだと思います。

投稿2018/09/16 00:40

maisumakun

総合スコア145201

IPアドレスを変えるのは設定ファイルを１行書き換えるだけ。
その頃は、そんなことで困るようなひとはいませんね

投稿2018/09/15 23:43

総合スコア87784

a_saitoh

2018/09/16 01:41

1994年にはすでに何1000台もの機器を持つ組織があった時代で、IPアドレスブロックの乗り換えは生やさしいコストで済むものではありません。個々の機器のIPアドレスを変更するだけでは済まず、DNSやらBGPやらの調整も大変だし。

2018/09/16 02:02

まあ、そのころはシロートがどーこ～する時代でもなし、そんな大規模な組織での乗り換えにおいて「困る」と表現するのはいかがなものかとは思いますが

2018/09/16 02:09

1994年がどんな時期であったかは分かりませんが、、、大規模な組織こそ乗り換えが大変な筈ですね。バケツリレーの頃ならともかく。

a_saitoh

2018/09/16 02:27

アドレス変えたら変え始めてから変え終わるまで組織内のどこかは不通になるし、変更作業の人件費が発生するんですが、それが困ることではないとはすごいなぁ

2018/09/19 00:38

うーん、企業やそれなりの規模の組織で、あらかじめわかっている事象の対処を行う、というのを困る、と表現するのはどうなんでしょうか？あなたは会社の仕事を困った、と表現するんでしょうか。

退会済みユーザー

2018/09/19 03:45

責めたいのでなく印象なのですが・・・ a_saitohさんは >IPアドレスを変えるのは設定ファイルを１行書き換えるだけ。じゃないよ、と言っていたのでは？（その後突然「困る」の定義の話になって、少し困っているように見えます。）ちなみにa_saithoさんが挙げてくれている作業は否定されておらず困らないという話であるようなので、まとめて書くと以下の感じになりますが、認識あってますでしょうか。。。「IPアドレスを変えるのは設定ファイルを１行書き換えるだけでなく、1994年には既に何1000台もの機器を持つ組織があり、個々の機器のIPアドレスを変更するだけでは済まず、DNSやらBGPやらの調整があり、またアドレス変えたら変え始めてから変え終わるまで組織内のどこかは不通になるし、変更作業の人件費が発生する場合もありました。　その頃は、そんなことで困るようなひとはいませんね。」

2018/09/19 04:34

そのころの時代というのはメインフレームをのければ、せいぜいBSDやらLinuxでもソースからビルドして構築していかなければサーバなんかできなかった時代、ネットに繋ぐ、といってもろくにプロバイダもなく、せいぜいパソコン通信経由でやっとネットに繋いだ、という時代ですね大学でやってるというならともかく、個人でいわゆるインターネットつないでグローバルIPを使う、というひとが、困るのか？というそもそもの話になるわけで。

yukihisa

2018/09/19 04:56

「新たに発生するやらなきゃいけないこと」にたいして、「困ること」なのか「普通に発生する業務」としてとるかという違いに見えますが。 y_waiwai　様は「個人なら1行書き換えるだけだから困らない」「企業ならやることは増えるにしてもそれは業務の一環なんだから企業として困るなんて事はないだろう」（むしろ案件が増えることで稼げるので困るどころかうれしいし、自分たちでできない企業はエンジニアに投げるだけ）というニュアンスですよね。事象としては、社内のシステムを32bitOSから64bitOSに変更する、というのと変わりありません。アドレス変えたら変え始めてから変え終わるまで組織内のどこかは不通になる⇒別に他の作業でも不通になることはありますし、メンテナンス告知出して深夜等に作業しますよね？変更作業の人件費が発生する⇒別に他の作業でも(たとえば部署内の席替えとかでさえ)人件費は発生しますよね？必要なことに対して「困る」というのか否かは個々人によって変わると思いますが、企業の場合は「困る」というのはないと思います。来年の元号変更に関するシステム修正とかいうレベルなら大規模障害で「困る」ことも想像できますが、IP変更くらいなら間違ったとしても修正なんてすぐですし。

shinobu_osaka

2018/09/19 08:46

皆さんコメント欄で何してんですが…、なんか日本語の定義の問題になってきてるような。私見ですが、【困る】の普通の定義「どう判断・処理してよいかわからず悩む」を鑑みるに、事前に予定が立てれるIPアドレスの変更程度は困った案件ではないのではないでしょうかね？

2018/09/19 11:17

脇道に外れている気がしますが、、、、 1994年頃だったら、Linuxが、やっとVer. 1.00 (https://ja.wikipedia.org/wiki/Linux) なんで論外。PCもWin3.1だったでしょうか。ワークステーションの時代ですね。(ま、大手はメインフレームか) ビジネスの世界ではメインで無かったかもしれませんが、ネットワークは使われだしています。IPアドレスの変更程度は大した案件では無いというけれど、ビジネスに絡んだら、お金の問題。オフィス内だったら、一瞬でしょうが、世界を対象とすると、切替えは1日～数日。半自動で通知されるにしてもその間は、宛先不明のエラーとなるので、注意しないと賠償問題です。

インターネット歴史年表1994年 | JPNIC
JPNIC ニュースレター | JPNIC

2018/09/20 15:08

時代を考えましょうよ。なんだかなあ。。

行動規範の内容に同意します

他の回答のコメント欄を見る限りでは、1994年当時の状況を知りたい方が多いみたいなので。
回答内容の根拠としてメモした資料から引用します。参考情報として使ってくださいな。

3. インターネットの現状とJPNICの活動 1994年4月発行 | JPNIC

インターネットの現在の規模を正確につかむことは簡単ではありませんが、

相当に大きくなっていることは確かで、 1993年9月の時点で世界で92箇国にIPアドレス登録が広がり、接続組織は少なくとも28,000組織(1993年10月)，
接続コンピュータ数は少なくとも200万台(1993年10月)、電子メイル到達国数137箇国 (1993年8月)、推定ユーザ数1500万人以上(1994年始め)と見積もられています。

ニュースレターNo.2/1994年11月発行 | JPNIC 太文字部分は引用者強調

3.3 IPアドレスの Class

～中略～
1994年4月の時点では、 Class Bのアドレスは70%以上が割当て済みとなっており、
残存数が少なくなってきたので、可能な限り、 Class Bアドレスを申請する代わりに、
いくつかのClass Cアドレスの申請とすることが強く要請さています。

ニュースレターNo.3/1995年3月発行 | JPNIC　IPアドレスアドレス割り当て作業実績(月別割り当て数)

ニュースレターNo.2/1994年11月発行 6.1 APNICとは何か？| JPNIC 当時の組織図

■タイムライン

発生日	名称
1988年	IANA
1990年7月	rfc1166	INTERNET NUMBERS 1990年時点でのIPアドレスリスト※
1993年4月9日	JPNIC	前身のJNICは1991年12月発足
1993年9月	CIDR	(Classless Inter-Domain Routing) rfc1518
1994年3月	rfc1597
1994年7月	rfc1627	rfc1597に対するクレームRFC
1996年2月	rfc1918
1997年4月18日	ARIN
1998年9月18日	ICANN

※クラスBのIPアドレス割り当てはリストを見る限り連番で割り当て

■クラスBの70%の手計算(憶測度高め)
○クラスB 128.0.0.0 - 191.255.255.255
(192 - 128) * 0.7 = 44.8
128 + 44 + (256 * 0.8 / 1000)= 172.204 … 1994年4月時点で割当られているIPアドレス帯(予測値)
クラスBのプライベートアドレス(1994年3月):172.16～

■クラスCの割当は
クラスCのプライベートアドレス(1994年3月):192.168～

Why did the IETF specifically choose 192.168/16 to be a private IP address class?

Addresses in 192.159 were being assigned in 1992. No dates are available for assignments in 192.160-192.167 as these were at some point reallocated to RIPE.)

192-159-141-0-1 | whois.arin.net

Net Range 192.159.141.0 - 192.159.141.255
Organization National Aeronautics and Space Administration (NASA)
Registration Date 1992-05-04

投稿2018/09/19 22:13

編集2018/09/20 00:11

総合スコア5846

2018/09/20 11:30 編集

情報、ありがとうございます。ただ、認識の違いは、IPアドレスが、インフラかそうでないか。 IPアドレスの変更がどの程度の影響があるかに関する認識の違いみたいです。

行動規範の内容に同意します

RFC1918 (日本語訳)を見ると、IANAは、3つのアドレスを予約したとありますね。

書かれたのは、1996年 2月この頃の状況はどうだったのでしようか?
普及しだしたところで、まだ余裕はあったのではと推測します。

[追記]
a_saitohさんのコメントにも書きましたが、 RFC1597(1994)で予約済となっていたようですね。 (実際は、その前にIANAで割当を止めてたんでしょうが)
なんで、RFC1597がUpdateでなく、Obsoletedかはちょっと気になりますが、、。

投稿2018/09/16 01:43

編集2018/09/16 02:16

総合スコア6383

CHERRY

2018/09/16 02:07 編集

リンクが見つけれなかったのですが、昔調べた時に isc の統計データで、1996年にDNSに登録されているホスト数は、1000万前後だったと思いますので、現在の 1/100 ぐらいでしょうね。