辞書型そのものとデータフレームどちらを使えばいいかわからないというのは理解できないので、勝手に「辞書のリスト」とデータフレームとしましょう。
基本的に辞書のリストとデータフレームは同じ構造を持っています。 しかし、pythonは辞書のリストを扱うために必要なツールを用意していませんので、処理するためのロジックを自分で作らなければなりません。 その代り、特にモジュールをインポートすることなしに使うことができます。
データフレームはpandasというモジュールが提供するデータ構造で、モジュールにはデータフレームを扱うための便利な機能が盛り沢山に盛り込まれています。 また、ロジックはpythonではなく、C言語で記述されコンパイルされたものが多いので高速です。
たとえば、CSVからデータを読み込むとき、辞書のリストの場合は、ファイルを開いて一行ずつ読み込んでリストについか、というような処理を書く必要がありますが、データフレームであれば、read_csvメソッド1つで済みます。
ということで、データフレームの方が高機能ということになります。そういう種類のデータは常にデータフレームで扱うというスタンスでもいいでしょう。
ネジ一本を回すのにいちいち電動ドリルを持ち出すまでもない、ということであれば、手軽な辞書のリストを使うのもいいでしょう。