Linuxでのリダイレクトにて投入コマンド自体も吐き出す方法について

Question

実現したいこと

細かな話ですが、単純にリサーチしても分からず、教えていただけますでしょうか？

Linuxにて通常コマンドを打つと、その結果が標準出力されるも思います。
その結果をリダイレクトしてファイル吐き出しするのですが、投入したコマンドも吐き出して行きたいのです。

例えばカレントディレクトリが /dir/testにいる状態でpwdコマンドの結果をリダイレクトすると、当然テキストファイルには
/dir/testとなるかと思いますが、これを
pwd
/dir/test
のように投入コマンドも履歴として書き込みを行いたいのです。

何かそういったオプションで簡単にできそうな感触を持っていましたが、リサーチしても分からずご存知の方教えていただけないでしょうか？

発生している問題・分からないこと

リダイレクトでテキスト吐き出しをする際、投入コマンドも書き出しする方法がわからない。

該当のソースコード

特になし

試したこと・調べたこと

• teratailやGoogle等で検索した
• ソースコードを自分なりに変更した
• 知人に聞いた
• その他

上記の詳細・結果

オプション等で投入コマンドも吐き出す。あるいはコマンド実行後、投入したコマンドを必ず一行目に表示させるようなオプションを付与する方法がないか調べたが結論が出ず。

補足

特になし

Comments

[melian]

以下の様な関数を定義して実行するという方法が考えられますが、
function output_with_command_line() {
echo "$@"
"$@"
}
bash$ output_with_command_line pwd > pwd.log

コマンドラインにクォートやダブルクォートで囲まれた引数があると、それらが外されてしまいます。
bash$ touch 'a b c'
bash$ output_with_command_line ls 'a b c'
ls a b c
'a b c'

その他に、bash 依存になりますがヒストリリストを参照する方法があります。
function output_with_command_line() {
local HISTTIMEFORMAT=''
echo "$(history 1)" | sed -E "s/^[0-9]+\s+$FUNCNAME\s+//"
"$@"
}

bash$ output_with_command_line ls 'a b c'
ls 'a b c'
'a b c'

ですが、ヒストリリストからコマンドライン文字列を取得しているためにリダイレクトなどの情報も含まれることになります。
bash$ output_with_command_line pwd > pwd.log
bash$ cat pwd.log
pwd > pwd.log
/dir/test

また、シェル変数や環境変数、コマンド置換、Arithmetic Expansion などは展開されずにそのままになります。
bash$ output_with_command_line echo $BASH_VERSION $HOME $(echo Hello World) $((1 + 1))
echo $BASH_VERSION $HOME $(echo Hello World) $((1 + 1))
5.2.32(1)-release /home/nemo Hello World 2

Answer 1

方法1: set -x を使う

bashでしたら、set -x を有効にすると、実行されたコマンド自体も標準エラー出力に表示されます。
スクリプトのデバッグ用途で利用される機能です。

$ set -x

# set +x するまでは下記のようにコマンドラインも出力される
$ pwd
+ pwd
/home/user

方法2: ラップ関数を定義する

with_cmdline() { echo "$*"; "$@"; }

# 上記関数のパラメータとしてコマンドを渡して実行
$ with_cmdline pwd
pwd
/home/user

必要なら alias pwd="with_cmdline pwd" などでエイリアスも登録しておけば、 pwd 自体をechoつきコマンドとして登録する事もできます。

Answer 2

目的次第ですが、作業ミスがなかったかどうか等を、後で確認するために作業の記録を取りたいということであれば、TakaiYさんの回答のように端末の操作ログをファイルに残すのがいいです。コマンド結果をリダイレクトしてファイルに残すのか、端末に表示すると共にログにも残して、あとでログを見るのか等も選択できます。

必ずログを取りたいのなら、~/.bash_profile等に、scriptコマンドか、（ログを残す設定した)screen tmux等を起動するように書いておけば良いでしょう。
あるいは、「WindowsPCからTeratermでログインしている」とかならTeratermその他の端末ソフト側でログを残す事も出来ます。どっちにログを残すのがいいかは一長一短。

作業記録目的じゃなくて、スポットの場合は、関数を定義するほかに、
sh -vxc "ls /tmp" >& file
とかですかね。ただし、標準エラー出力もリダイレクトされます。（>&が使えないシェルだと>file 2>&1）
-vと-xは意味が違うので両方書いてます。
ただし、子シェルで-cで実行するので、現在のシェルでの実行と同じ結果でない場合もあります。
関数定義でやる場合でも"$@"で実行するとaliasが効かないとか、現在のシェルでの実行と同じでない部分はあります。aliasを効かせるためにはeval "$@"にすればいいのですが、それはそれで別の問題も起こるので。

Comments

[otn]

スポットの場合、自分ならどうするかと考えたけど、難しい。
echo ls /tmp >> output.txt
!*
か。（ !*で 先頭語だけ削除して直前行を再実行）
!! とか !* とかを知らない人は、Ctrl-Pでヒストリー遡って行編集でecho削除でもいいし。

まあこれも、引数に引用符がある場合はそのまま記録されないとか、コマンド置換があるとそれが2回実行されるとか問題があるので、「引数がややこしい場合は、その都度、うまくいく方法を考える」ですね。
考えるのが面倒くさいときは、scriptコマンドで。

Answer 3

いくつか出ていますが追加で

1. script コマンドを使う
   以降のコマンド入力および出力をすべて記録できます。

2. screenのログ機能を使う
   端末制御にscreenを使っているのであれば、そのログ機能を使えます。

3. tmux でログを取る
   tmuxを使っているのであれば、こちらでもログを取ることができます。

方法の詳細とか設定については検索するといろいろ出てきます。

linuxはリモートで使うことが多いと思うので、tmuxなどのターミナル管理ツールを使うと幸せになれると思います。