ファイル名が勝手に変更される原因と対策
DjangoのFileField
でアップロードしたファイル名から空白や記号が消えるのは、内部でget_valid_filename()
関数がファイル名を安全な形式に変換するためです。
原因:
get_valid_filename()
関数は以下の処理を行います。
- 先頭と末尾の空白を削除
- 空白文字をアンダースコア (
_
) に置換
- 英数字、アンダースコア、ハイフン、ドット以外の文字を削除
これにより、括弧やチルダ、全角スペースなどが削除され、ファイル名が連結されます。
対策: 元のファイル名を保持する
FileField
のupload_to
パラメータに関数を指定することで、元のファイル名を保持できます。
python
1from django.db import models
2
3def upload_path_handler(instance, filename):
4 return f'uploads/{filename}'
5
6class MyModel(models.Model):
7 file = models.FileField(upload_to=upload_path_handler)
注意点:
元のファイル名を保持する場合、以下の点に注意が必要です。
- URLエンコーディング: 空白や記号を含む場合、URLアクセス時にエンコーディングが必要になることがあります。
- ファイルシステムの制限: 特殊文字はファイルシステムでエラーの原因になる可能性があります。
- セキュリティリスク: 悪意のあるファイル名によるセキュリティリスクも考慮が必要です。
推奨される対応:
完全に元のファイル名を保持する以外に、以下の方法も検討できます。
- 元のファイル名を別フィールドに保存: 表示用として元のファイル名を保存する。
- 空白をアンダースコアに置換: URL問題を避けつつ可読性を保つ。
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2025/01/23 05:52