(Java)throwとthrowsの違いについて

Question

Javaを勉強している者です。
タイトルの通り、Java言語の例外処理で使われるthrowとthrowsの違いが
よく分かりません。
どのような場合にthrowを使い、どのような場合にthrowsを使うのでしょうか。
調べてみたのですがよく理解できませんでした。
お教え頂ければ幸いです。

Answer 1

throw: メソッドの中で、例外を投げる命令キーワード

public void method() {
    try {
        // 例外を"投げろ"
        throw new Exception();
    } catch (Exception e) {
        e.printStackTrace();
    }
}

throws: メソッドの宣言で、この例外を投げる可能性があるという宣言

//英語として解釈するなら、throwsの前の関係代名詞whichが省略されているとみて、
//Exceptionを"投げる"method
public void method() throws Exception {
    throw new Exception();
}

throws宣言によりcatchすべき検査例外が呼び出し側からわかるため、そのようなメソッドはtry-catchで囲まなければコンパイルエラーになる

Answer 2

throwsは メソッド宣言の後ろにつけて、throwsのさらに後ろに書いた例外がメソッド内部で出た場合例外エラーをメソッドの呼び出し元に送りそこで処理するためのものです

throw は、メソッド内部等で恣意的に例外を投げたい場合に
throw new 例外の型();
で例外を発生させられるしくみです

下ではdoITメソッドにthrows Exceptionをつけているため、メソッド内部のthrowで発生させられたExceptionをメソッド内部でtry-cathブロックに入れて例外処理しなくとも、メソッド呼び出し元で呼び出したメソッド部をtry-catchブロックで囲んで処理する事でコンパイルできています。

一方、doitdoitメソッドにはthrows Exceptionがついていないため、メソッド内部のthrowで発生させられたExceptionをメソッド内部でtry-cathブロックに入れて例外処理しなければエラーが出てコンパイルできません

class AC6{

public static void main(String[] args){

try{
doIT();
}catch(Exception e){
}


doitdoit();


}

static void doIT() throws Exception{

throw new Exception();

}

static void doitdoit(){

try{
throw new Exception();
}catch(Exception e){
}


}



}

Answer 3

非常にざっくり説明すると、記述する位置が異なります。
ですので、役割は明確に違います。

#throw
throwはメソッド内で、意図的にExceptionを発行し、
投げるために使用します。

ですので、記述できるのはメソッド内になります。

Java

public static void main(String[] args) {
  throw new RunTimeException(“意図的にExceptionを発行しました”);
}

#throws
throwsはメソッド内で発生したExceptionを自信のメソッド内でcatchするのではなく、呼ばれる側に例外を投げるために使用します。

ですので、記述できるのはメソッドの引数の横になります。

public void test() throws Exception {

}

複数もいけます。

public void test() throws IOException, SQLException {

}

#まとめ
メソッド内では、一つのExceptionしか投げることはできないので、throw
メソッドは複数のExceptionを投げることができるので、throws

そういう風に覚えました。

Comments

[swordone]

throwsのsは三単現だと思いますがね。

Answer 4

throws は「このメソッドはこんな例外を発生させて（呼び出し元に）返しますよ」という宣言です。
呼び出し元はこの情報を元に、try-catch するべき例外を（コンパイル時に）チェックできます。
呼び出し元が try-catch しなかった場合、さらに上位の呼び出し元に例外が伝播していきます。
※最終的に誰も try-catch しなければ、Java Runtime が例外を処理してエラーメッセージを出して終了します

throw は「ここで例外を発生させる」メソッドです。