rbenvのインストール

Question

###前提・実現したいこと
現在利用しているVPSにすでにrubyがインストールされているのですが、バージョンアップをしたいのですが、現在インストールしたものはソースからビルドしたものです。

このような状況で、バージョンアップするにはどうすれば良いのでしょうか。
又、rbenvを新たに入れるということは可能なのでしょうか。

Answer 1

VPSなどで運用しているproduction環境ならバージョンを使い分けるのは、バージョンアップ時くらいなので、
rbenvではないほうが分かりやすい気もします。

自分の場合は、こんな感じでやっています。

/home/railsユーザ/
 local/
   ruby -> ruby-2.3.1  (シンボリックリンク)
   ruby-2.3.1/
   ruby-2.3.3/

例えば、~/.bash_profile にこんな風に書いておきます。

RUBY_HOME=$HOME/local/ruby
...
PATH=$RUBY_HOME/bin:$PATH
export PATH
....

例えば、2.3.1、2.3.3をソースでインストールしておきます。

cd ~/
mkdir -p ~/work
cd ~/work
wget https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.3/ruby-2.3.1.tar.gz
wget https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.3/ruby-2.3.3.tar.gz

cd ~/work
tar xvzf ruby-2.3.1.tar.gz
cd ruby-2.3.1/
./configure --prefix=$HOME/local/ruby-2.3.1 
make 
make install

cd ~/work
tar xvzf ruby-2.3.3.tar.gz
cd ruby-2.3.3/
./configure --prefix=$HOME/local/ruby-2.3.3 
make 
make install

これで、
~/local/ruby-2.3.1
~/local/ruby-2.3.3
が存在するので、シンボリックリンクとして ~/local/ruby を作成すれば切り替えできます。

シンボリックリンクを切り替える例

• シンボリックリンク(~/local/ruby)を削除
• シンボリックリンクを作成(使いたいrubyのパスを指定)

rm -f ~/local/ruby
ln -s ~/local/ruby-2.3.1 ~/local/ruby

rm -f ~/local/ruby
ln -s ~/local/ruby-2.3.3 ~/local/ruby

Comments

[Yuinyan]

そんなことができるのですね！CapistranoでDeployしているのですが、その場合でも大丈夫でしょうか。

[mingos]

Capistranoは使っていないので分かりませんが、この作業は単にコマンドを打ち込むだけなので可能な気がします。

[Yuinyan]

有難うございます！なかなかネット上にない情報、有難うございます。

Answer 2

複数のバージョンを使い分ける必要がないなら、またソースからビルドしてmake installで上書きすればいいです。
この場合、元のバージョンに戻したければ、また上書きです。

また、rbenv を追加でインストールすることも自由です。

Comments

[Yuinyan]

追加でrbenvをインストールすることもできるのですね。例えば、ソースからビルドしたrubyが/usr/local/bin/ruby　に入っていて、rbenvで追加したrubyは別の場所にあるということになるのでしょうか。その時にどっちを使う、みたいな指定はできるのでしょうか？

[otn]

はいできます。
rbenvでインストールした2.4、2.3、ソースから入れた2.2があるとして、それぞれ選択できます。
rbenv global 2.4.0 とか rbenv global system (元々のPATHに入っているruby)とか。

[Yuinyan]

そうなんですね！
有難うございます。