Python map/filterとリスト内包表記の使い分け

Question

Pythonにおいて、map/filter等の高階関数とリスト内包表記はどちらもできることはほぼ同じに感じるのですがどのように使い分ければよいのでしょうか。

Answer 1

よりPythonic（Python的）なのは、リスト内包表記とされています。高階関数はあまり好まれません。

例えば書籍"Effective Python"（日本語版）でも「Item 7: Use List Comprehensions Instead of map and filter／項目7：mapやfilterの代わりにリスト内包表記を使う」とされています。

Answer 2

他の皆さんのおっしゃるとおりで、Pythonらしいコード、つまり推奨されるのは内包表記の方ですね。
ちなみに私は内包表記が大好きです。(^-^)

filterやmapは、直接for文でイテレートする場合には内包表記よりも簡潔に書けることがありますが、イテレーターでなく直接リストを得たいときには内包表記の方が簡潔ですね。（短いとは言っていない）

>>> a = [1, 2, 3]
>>> [str(x) for x in a]
['1', '2', '3']
>>> map(str, a)
<map object at 0x0000000002BF00B8>
>>> list(map(str, a))
['1', '2', '3']
>>> for x in map(str, a):
...     print(x, end="")
...
123>>>

内包表記をfor文の代わりに使うとき、評価式が複雑になると書きにくくなるので、関数を定義してそれを使うようにすればスッキリします。

>>> def f(x):
...     print(x, end="")
...
>>> [f(x) for x in a]
123[None, None, None]
>>>

書き方によっては、内包表記の方がfor文よりも速度面でも有利だとのことです。

pythonの内包表記を少し詳しく - Qiita
http://qiita.com/y__sama/items/a2c458de97c4aa5a98e7

Comments

[pipopa]

回答有り難うございます。

推奨されている上に速度面でも有利ということなら使わない手はないですね。(^^)

Answer 3

Pythonは何でもfor文のイメージですねぇ。
なんせfor文が強力ですもんね。
map や filter はPythonを使う人たちは使わないんじゃないでしょうか。