isspace()とispunct()の使い方について

Question

toupper()、ispunct()、isspaceを使って回文を判定するプログラムを書こうと思っています。
空白、句読点は無視して大文字小文字も同じものとして扱うという設定です。
文字列の最初と最後の文字を比べて、次は最初+1、最後-1と順番に判定するような処理を考えているのですが、ispanct()とisspaceの使い方が分かりません。
toupper()は文字を大文字に変換するので、大文字小文字の問題を解決できますが、真偽しか返せないispunct()とisspace()を使ってどうすれば残りの空白、句読点を解決できますか？

Answer 1

#include <iostream>
#include <string>
#include <algorithm>
#include <cctype>
#include <iterator>

int main(){
  using namespace std;
  string str = "No melon, no lemon.";

  str.erase(remove_if(begin(str),end(str),[](char ch) { return isspace(ch) || ispunct(ch); }),
                      end(str));
  cout << "空白と句読点を取り除く: [" << str << "]\n";

  transform(begin(str), end(str), begin(str), [](char ch) { return toupper(ch);});
  cout << "大文字に変換: [" << str << "]\n";

  string rev = str;
  reverse(begin(rev), end(rev));
  cout << "反転: [" << rev << "]\n";

  cout << "回文か?:[" << ( str == rev ? "yes" : "no" ) << "]\n";

  return 0;
}

Comments

[erumoa400]

回答ありがとうございます

Answer 2

効率とかをとりあえず度外視すれば，

「入力された文字列からスペースと句読点を取っ払って，残った文字を全部大文字にしたもの」を実際に作ってしまえば簡単であろう．

で，「入力された文字列からスペースと句読点を取っ払って，残った文字を全部大文字にしたもの」をどうやって作るのか？　を考える．

結果用の領域を用意して（最初は空っぽにしておき），

入力文字列を先頭側から末尾まで１文字ずつ見ていって，
着目している文字がスペースでも句読点でもないならば，
その文字を大文字にしたものを結果用領域の末尾に加える．

とすればよいだろう，とか方針を立てたら，その話を愚直に実装する．

//スペースと句読点を取っ払い，大文字にした文字列を返す
std::string Modify( const std::string &Src )
{
	std::string Result;  //結果用の領域を用意して（最初は空っぽにしておき）
	for( auto i=Src.begin(); i!=Src.end(); ++i )  //入力文字列を先頭側から末尾まで１文字ずつ見ていって
	{
		if( !std::isspace( *i ) && !std::ispunct( *i ) )  //着目している文字がスペースでも句読点でもないならば，
		{	Result += std::toupper( *i );	}  //その文字を大文字にしたものを結果用領域の末尾に加える．
	}
	return Result;
}

int main(void)
{
	//※入力
	const std::string InputStr = "No melon, no lemon.";

	//入力を加工した文字列を作る
	std::string Modified = Modify( InputStr );
	//それの逆向きの文字列を作る
	std::string Reversed = Modified;
	std::reverse( Reversed.begin(), Reversed.end() );
	//両者を比較する
	std::cout << ( Modified == Reversed  ?  "Is Palindrome"  :  "Not Palindrome" ) << std::endl;
	return 0;
}

Comments

[fana]

> 真偽しか返せないispunct()とisspace()を使ってどうすれば残りの空白、句読点を解決できますか？

「これらをどう使うか？」という観点からそもそもの考えを出発しているなら，それは違う．

回答に示した例のように，やるべきことをしっかりと具体的に筋道立てて定めることをすべき．
その筋道の中に
「着目している文字がスペースでも句読点でもないならば」という条件が出てきたからこそ
文字がスペースであるか？
文字が句読点であるか？
という判定が必要になったわけで，
↓
isspace() はまさに「文字がスペースであるか？」の判定をするのに利用できそうであるから　→　じゃあ使ってみるか

となるのだ．

[fana]

> toupper()、ispunct()、isspaceを使って回文を判定するプログラムを書こうと思っています。

とかいう話の出発点がもう異常．
（「思っています」なる文言を素直に受け取った場合）

[erumoa400]

toupper(), ispunct(), isspace()を使って回文判定するプログラムを書くという問題を目にして、今回の質問に至りました。
コメント付きのコード分かりやすくて助かります。
回答ありがとうございます

Answer 3

空白、句読点は無視して

と書いているとおり、
isspace()かispunct()が真の時にその文字を無視します。

Comments

[erumoa400]

真の時は自動でその文字を無視するんですね。
真偽を返すだけだと勘違いしていました
回答ありがとうございます。

Answer 4

回文かどうかを判断するとき、スペースや句読点は無視しますよね。
No melon, no lemon. だと NOMELONNOLEMON で回文です。
調べる対象の文字がスペースかどうかを判定するのが isspace、
句読点かどうかを判定するのが ispunct です。

追記

#include <iostream> // cin, cout, endl
#include <string>   // getline
#include <cctype>   // isspace, ispunct, toupper
using namespace std;

int main()
{
	string s;
	getline(cin, s);
	int i = 0, j = s.size() - 1;
	while (i < j)
		if (s[i] はスペースまたは句読点か) i++;
		else if (s[j] はスペースまたは句読点か) j--;
		else if (s[i] の大文字と s[j] の大文字は等しいか) i++, j--;
		else break;
	cout << (i < j ? "no" : "yes") << endl;
}

どう書けばいいか分かりますか？

Comments

[erumoa400]

No melon, no lemonをNOMELONNOLEMONにするために、toupper()でNO MELON, NO LEMONにできますが、そこからisspaceやispunctを使ってNOMELONNOLEMONにする方法が分かっていません。
issapceやispunctが真の時はそれをスキップするような処理が必要なのでしょうか？

[erumoa400]

分かりやすい枠組みのおかげで実装できました。
回答ありがとうございます。