知りたいこと
DNSのゾーン編集で設定可能なNSレコードの一般的な意味・意義について知りたいです。
背景
最近仕事でDNSをいじる機会が出てきたので、SB Creative社の『使える力が身につく DNSがよくわかる教科書』を読んで勉強しています。タイトル通り初心者の自分にも本当に分かりやすい本なんですが、NSレコードのところだけちょっと疑問が残りました。
どこが分からなかったかというと、example.jpというドメインを管理しているとき、そのドメインのDNSにNSレコードとして設定する下記レコードです。
① example.jp. | IN | NS | ns1.example.jp.
② example.jp. | IN | NS | ns2.example.jp.
③ ns1.example.jp. | IN | A | 192.0.2.11
④ ns2.example.jp. | IN | A | 198.51.100.21
①②はexample.jp.のゾーン情報を管理する権威サーバーのホスト名を、③④はそのホスト名のIPを示しています。
ここでまず疑問1なんですが、
「example.jp.のゾーン情報を管理する権威サーバー」にアクセスできている時点で「example.jp.のゾーン情報を管理する権威サーバー」のホスト名・IPアドレスは分かっている(jp.の権威サーバーが教えてくれる)のに、なぜ自身のホスト名やIPアドレスを書く必要があるのでしょうか?
また、この疑問のヒントになりそうなことが本書にも書かれており、
「委任を受けたゾーンに設定するNSリソースレコードは、そのゾーンの権威サーバーとしてゾーンの管理者が正式に設定した情報(権威を持つ情報)として扱われます。記述例(1)の①②がこれにあたり、example.jpゾーンの設定が権威を持ちます。」(『使える力が身につく DNSがよくわかる教科書』 p125)
とあります。同時に委任する側のレコードに委任される側の権威サーバーのIホスト名・IPが書かれているともあり、その時そのNSリソースレコード自身は権威を持つ情報として扱われない、と書かれています。
ここで疑問2なんですが、
ここで言われている権威ってなんなんでしょうか? 権威を持っているとどう嬉しいのでしょうか?
権威サーバー自身を指すNSレコードが権威を持つなら、みんなが好き勝手にどこかのドメインの権威サーバーであることを自称してしまうのではないでしょうか? jp.の権威サーバーが指定したものが本当のexample.jp.の権威サーバーだというなら、どっちかっていうとexample.jpの権威サーバー自身の正当性を証明してくれているのはjp.側(委任する側)の権威サーバーなのではないでしょうか?
まとめ
・疑問1
権威サーバー自身を指すNSレコードを設定する意味
・疑問2
委任したドメインの権威サーバーを指すNSレコードには権威がないというが、権威がある・ないとはどういう意味なのか
参考
SB Creative社『使える力が身につく DNSがよくわかる教科書』

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2021/08/15 00:40