定義した関数の処理にあたるものは戻り値に入るのか？

Question

戻り値が「関数から返される値」なら関数を定義して、実行したときの「処理」に該当するものは戻り値ではないのか？
例えばreturnがない定義した関数で
def sell():
print('販売が行われました。')というコードを実行した場合
print()にあたる処理が実行され、「販売が行われました。」という「関数から返される値」がターミナルに追加されます。

環境

python3.9.5
windows10
vscode

Answer 1

戻り値ではないです。
関数内の処理で、関数外に影響を与えたものや、次回の呼び出しに影響するものは「（関数の）副作用」と呼ばれます。
・グローバル変数の更新
・端末入出力
・ファイルの操作
・ネットワーク通信
など、など、全て副作用です。
参考：Wikipedia:副作用

「副」という漢字が使われていますが、戻り値を使わず、副作用を目的として関数を呼ぶことはごく普通ですので、「副」という漢字にとらわれないことが重要です。

Answer 2

return文のない関数の戻り値はNoneです。

• print()にあたる処理が実行され、「販売が行われました。」という「関数から返される値」がターミナルに追加されます。

'販売が行われました。'という文字列を標準出力に印字するのがprint関数の機能です。
print関数の戻り値はNoneです。

>>> r =  print('販売が行われました。')
販売が行われました。
>>> print(r)
None

sellという関数もreturn文がないので戻り値はNoneです。

>>> def sell():
...     print('販売が行われました。')
...
>>> r = sell()
販売が行われました。
>>> print(r)
None

Answer 3

戻り値は、あくまで戻り値として返された値が戻り値です

処理内容とは全く関係ないです