Bash の出力結果を「標準エラー出力 + 異常終了」にしたい

Question

環境は、Windows10 WSL2(ubuntu-20.04)です。
コードは以下の通りです。
./test.sh

#!/bin/bash
echo abc | grep xyz || echo 'error!'

上記の出力結果をタイトルにあるように「標準エラー出力 + 異常終了」にしたいと思っています。
終了ステータスは、

#!/bin/bash
echo abc | grep xyz || echo 'error!'
echo $?
# $ ./test.sh の結果は、
# error!
# 0

なので、異常終了にするのは、

$ echo abc | grep xyz || echo 'error!'; exit 1

ここまではいいのですが、わからないのは、echo 'error!'が「標準エラー出力」になるのか、それとも「標準出力」になるのかです。
正常終了の 0 で終わっているので、もしecho 'error!'が「標準出力」ならば、下記のようにしたいと思っています。

$ echo abc | grep xyz || echo 'error!' >&2; exit 1

でも、|| の前の終了ステータスは、異常終了の 1 なので、いまいち自信がありません。
>&2 は必要でしょうか？　
稚拙な質問で恐縮ですが、ご存じの方いらっしゃいましたら、教えてください。

Answer 1

echoの出力は標準出力ですので、リダイレクトが必要です。

echo abc | grep xyz || { echo 'error!' >&2; exit 1; }

{ }がないと、grepの結果にかかわらずexit 1が実行されます。
普通は、ifで書くかと思います。

if ! echo abc | grep xyz
then echo 'error!' >&2
     exit 1
fi

Comments

[退会済みユーザー]

otn様、ご丁寧な回答ありがとうございます。
>echoの出力は標準出力ですので、リダイレクトが必要です。

まだ勉強不足で、標準エラー出力の理解があいまいかもしれません。
訂正していただいたコードを以下のように実行すると、`error!`と表示されます。
`$ ./test.sh`
`error!`
この`error!`は標準エラー出力だと私は思っているのですが、間違いなのでしょうか？
`$ ./test.sh 2>error.txt`
`$ cat error.txt`
`error!`
こんがらがってちょっと不安になってきました。
初歩的な質問で恥ずかしいのですが、お答えいただけると助かります。

>{ }がないと、grepの結果にかかわらずexit 1が実行されます。
普通は、ifで書くかと思います。

こちらのお答えはとても分かりやすかったです。ありがとうございます。

[otn]

echo >&2
した出力は、標準エラー出力に出力されます。

./test.sh 2>error.txt
で、error.txtに書かれるのは標準エラー出力です。

[退会済みユーザー]

すっきり納得しました。懇切丁寧にご教示いただきありがとうございました。