クラスや関数の定義や使うときの()はどう使いますか。

Question

クラスや関数の定義や使うときの()のルール

クラス名()(x)といった書き方ってなぜするのですか。
ゼロから作るDeep Learning3の１文です。

class Transpose(Function):
    def forward(self,x):
        y=np.transpose(x)
        return y

    def backward(self,gy):
        gx=transpose(y)
        return gx

def transpose(x):
    return Transpose()(x)

とりあえずなれるところから始めようと思い、今まであまり気にしてなかったのですが、
上のコードの最後の

return Transpose()(x)

についてなぜこのような書き方をするのでしょうか。
Transpose(x)やTransposeじゃないのはなぜでしょうか。
pythonの基礎かもしれませんが、意外と基礎本でも触れられていないので気になっています。
そういうルールだからといえばそうなんでしょうが、例えば

x0 = Variable(np.array(1.0))
x1 = Variable(np.array(1.0))
t = add(x0, x1)
y = add(x0, t)
y.backward()

の最後のコード

y.backward()

のように(x)がつかないこともあるのでルールを整理したいです。
詳しい方教えてください。
わかりやすいサイトの案内でも大丈夫です。

Answer 1

その本の前のほうで、Functionクラスを定義しているのではないでしょうか。
そこに書いてあると思いますが、そのFunctionクラスは__call__メソッドを持っているはずです。
そのため、Transposeクラスは__call__メソッドをFunctionクラスから継承しています。
クラスが__call__メソッドを持っている場合に限って、Transpose()(x)という書き方が出来ます。

__call__メソッドについては以下をお読みください。

3.3.6. 呼び出し可能オブジェクトをエミュレートする

Comments

[tomomonX]

ありがとうございます。

Answer 2

「Transpose()(x)」という書き方は一般的ではありません。
分解して書くと、

t = Transpose()
return t(x)

としているのと同じです。

Transpose()と書くと、Transposeクラスのインスタンスが生成されます。
そのインスタンスに (x)を付けると「それをxを引数として関数呼び出しをする」という意味です。

その本を読んだことは無いのでわかりませんが、Transpose クラスはFunctionクラスを継承していますので、そのFunctionクラスは「インスタンスを関数呼び出しできるような性質を持っている」ということでしょう。
pythonのクラスはそのような性質を持つことができます。

Transposeクラスのインスタンスを関数として呼んだときに何が返るのかは、Functionクラスの定義ぞ見ないとわかりません。

Comments

[tomomonX]

ありがとうございます。