ANSIエスケープでキー入力を無視したい

Question

sys.stdout.write('\033[2h')
time.sleep(3)
sys.stdout.write('\033[2l')

sleep中のキー入力を無視(禁止)したいのですが、このコードではだめでした。何が問題なのでしょうか?

このコードだと、sleep中に入力した文字は表示され、さらに割り込みとして次のプロンプトに自動入力されてしまいます。どちらも阻止したいです。

Answer 1

まず。エスケープシーケンスってのは何に効くのかというと、端末装置です。まぁ、いまどきは「プログラム」になってしまっているでしょうけれど。エスケープシーケンスが効くかどうかは端末がそのエスケープシーケンスに対応しているかどうか次第。あなたが使っている端末プログラムはそのエスケープシーケンスに対応しているのですか? (私はそのシーケンスを知りませんが...ちょっと調べても出てこないなぁ...)

端末装置に入力を停止するシーケンスがあるとは限らないので、次の入力を始めるまえに標準入力のバッファをクリアしちゃう、という手段が使われます。Cだと(非標準だけど大抵使える)fflush(stdin);なんですが...pythonだと、termios.tcflush(stdin,TCIFLUSH)となるのかな。私は使ったことはないですけれど。

Comments

[movswr]

おっしゃる通りでした。バッファを消す方法を主にシーケンス以外の方法も探してみます。ちなみにこのエスケープの略号はKAMで\033[Pn hという引数です。こちらのサイトに載っていましたhttp://nanno.dip.jp/softlib/man/rlogin/ctrlcode.html。

[pepperleaf]

入力を禁止しても端末が勝手にバッファリングする場合もあります。その場合、意味無し。
バッファのフラッシュが一般的では?

[movswr]

@pepperleaf
そうなのですか、バッファのフラッシュで対応してみます。

[movswr]

エスケープシーケンスはOSに格納されているわけではないんですか？初心者ですので理解が曖昧です。端末に対応しているエスケープシーケンスを確認したいのですが、どこを参照すればよいでしょうか？

[pepperleaf]

エスケープシーケンスは端末依存です。今、端末と言ってもピンとこない人が多いと思いますが、昔は、シリアルケーブルとかで接続されていました。当然、種類は色々。有名どころで VT-100。
接続I/Fがシンブルなので、エスケープシーケンスというバイト列を送る事で、端末制御を行ったという事。当然ながら、端末毎に機能が違います。
ところで、Pythonという事は、WindowsとかのPCで動かすのでしょうか? 別の方法を探すべきです。(すぐに方法が浮かばないのですが、、)

[movswr]

そうなのですね。WIndowsですが、ubuntu(WSL)のコンソール上でpython3を実行しています。

[thkana]

それじゃ、そのエスケープシーケンスには対応していないのでは。先のはrlogin(というプログラム)が対応しているシーケンスでしょう? WSLでbashを使ってどこまで対応しているかは調べないとわからないけど。

http://nanno.dip.jp/softlib/man/rlogin/
「RLoginは、Windows上で動作するターミナルソフトです」だそうだから、これでUbuntuに繋いだら期待の動作をするかも知れませんね。

[movswr]

たしかにrloginというプログラムのものでした。調べが甘かったです。
もう一つ気になるのですが、端末依存の端末って今でいうとどこの部分ですか？cpuやbiosの設計なのか、それともコマンドプロンプト(シェル)などのソフトの設計ですか？

[thkana]

Windowsで言えばそのrloginだとかteratermだとか...「文字を表示しろ」といわれたら表示する、その部分です。シェルよりも下位(ハードより)と言っていいかな。エスケープシーケンスは「文字を表示しろ」の文字に特殊な機能を持たせただけですから。

[movswr]

ありがとうございます、少し分かった気がします。今調べてみたら、ANSIのECMA48という規格で定められていて、windowsPCやunixが動くシステムは基本的にecma48を採用しているので同じエスケープシーケンスが動くという理解でいいですかね

[thkana]

ANSIエスケープシーケンスに準拠していれば、「同じエスケープシーケンスが動く」という期待をしてもいいのでしょうね。ただ、「準拠」っていう言葉が「完全ではない」というニュアンスを含んだりするのが怖いところです。

もうひとつ、「準拠していれば」なので、そもそもANSIエスケープシーケンスなんて知らないよ、というシステムでは当然動きません。Windowsのコマンドプロンプト環境ではエスケープシーケンスが動きませんでした(Unix環境ツールのCygwin等は表示ルーチン側で処理をしていました)。Windows10になってモード切替すれば動くようになりましたけれど。

[movswr]

そうなんですね、まあ主にlinux環境で使おうと思うので問題なさそうです

Answer 2

特定の時間キーを無視して、標準出力に表示しないプログラムを作成しました。
意図があっているのであれば、参照して見てください！

import sys
import termios
import time
import sys, select


def sleep_ignore_key(sec):
	fd = sys.stdin.fileno()
	old = termios.tcgetattr(fd)
	new = termios.tcgetattr(fd)
	new[3] &= ~termios.ICANON
	new[3] &= ~termios.ECHO


	termios.tcsetattr(fd, termios.TCSANOW, new)


	now_time = time.time()
	while(1):
		(r, w, e) = select.select([sys.stdin],[], [], 0)
		if (len(r) == 1):
			ch = sys.stdin.read(1)
	
		end_time = time.time()
		if (now_time + 3 < end_time):
			break



	termios.tcsetattr(fd, termios.TCSANOW, old)


sleep_ignore_key(3)

こちらの記事を参考にしました。

https://qiita.com/tortuepin/items/9ede6ca603ddc74f91ba

Comments

[movswr]

回答ありがとうございます！こんなやり方もあるんですね、とても参考になりました