あなたが大好きという
コンピュータの操作
っていうのはどんなことですか?
同じ操作を、コンピュータのチューニングによって少しでも早くしたりマクロを組んで効率化したり?
それとも、なんかすごい動きをする動画を生成させたりとか?
以前から、すご~く大雑把に
「コンピュータ'を'いじるならC言語が標準的に使われる武器」
「コンピュータ'で'なにかやるならもっと抽象的な記述が出来る他の高級言語を使え」と私は言うことにしています。
最終的には動くのはコンピュータなので、C言語を知っていることは後者でも役に立つことは無くもないでしょう。
コンピュータの能力が低かった時代は、高級言語が人間に寄せていることによる「非効率」が無視できず、結局コンピュータのはらわたをかき回してでも性能を引っ張り出さなきゃ使い物になりませんでした。だから、何をするにもC言語を使わざるを得なかった。
でも、コンピュータの性能が上がったら...多少の無駄はコンピュータの能力によって覆い隠されて、「人間がコンピュータのために気を使う」C言語はもはや足かせにしかならなくなります。もちろん、C言語で常套手段として使われる「こうやったらコンピュータが動きやすい」というテクニックを他の言語でも活かせればそれはメリットではあるでしょう。でも、そのメリットが活かせる場面も、コンピュータの性能がさらに上がれば減ってくるでしょう。そんなテクニックによって得られる差がなくなってしまうのです。
将来企業に就職した時、どういった形で役に立つのでしょうか。
いうまでもないですが、あなたが(エンジニアとして就職する話として)何を役割とするかによります。
コンピュータ'で'なにかをすることにかかわる場合、C言語はほとんど役に立たないことが予想されます。昨今黙って「プログラマ」というとWeb関連を指している気配をなんとなく感じますが、そんなような世界で働くのであれば、C言語なんてものが顔を出すことはまずないでしょう。
一方、CPUを直接ドライブするOSを作ったりするような、あるいはもっとベタにCPUそのものを作るとかのコンピュータ'を'いじる仕事であれば、C言語を知らずに仕事にはならないと思います。
コンピュータの能力が低すぎて人間が面倒を見てやらなきゃいけないマイコン周辺もC言語がまだ当分使われるのではないかと思いますが、別にAI自体がマイコン上で動くわけでないプログラム開発という面では将来的にはAI導入の目はあるんじゃないかと私は思っています。
まぁ、いずれにしろC言語の未来は洋々としたものとは言い難いのでは。C言語しか選択肢がなかった時代に作られたプログラムのメンテナンスなんてのを除いたとして
「~を操作出来るようになる」や「~を開発する際に役立つ」
なんていう具体的メリットを求めるなら、その期待値は低いと思います。学習をやめたければやめればよいのではないでしょうか。