std::vector<>.push_back()をする時のコピーコンストラクタ。デストラクタ。コンストラクタはどのような仕組みで起こってるのか知りたい。

Question

提示コードですがmain関数の処理をすると提示画像のような結果になるのですがこの３つの処理がなぜどのような理由で起こっているのか知りたいです。一時オブジェクトを生成するのでまずコンストラクタが起きてその次にコピーするのでコピーコンストラクタもわかります
その後の２つのデストラクタの順序とその理由が知りたいです。

#include "stdio.h"
#include "glm/glm.hpp"
#include <array>
#include <vector>
#include <iostream>
#include "conio.h"

using namespace std;

class test {
public:
    test(int a)
    {

    }
};

class Bullet {
public:

    //コンストラクタ
    Bullet(int r) {
        a = new test(3);
        printf("コンストラクタ\n");
    }

    //デストラクタ
    ~Bullet() {
        delete a;
        a = nullptr;
        printf("--- デストラクタ\n");
    }

    //コピーコンストラクタ
    Bullet(const Bullet& obj)
    {
        printf("コピーコンストラクタ\n");
        a = new test(3);
    }

private:

    test* a;

};


int main()
{

    std::vector<Bullet> bullet;
    bullet.push_back(Bullet(4));



    return 0;
}

Comments

[maisumakun]

せめて「続きは独立した質問にします」ぐらいのコメントはください。

https://teratail.com/questions/318749#reply-443389

[退会済みユーザー]

すいませんでした。

[episteme]

なにが問題なのかわからない。
「コンストラクタがふたつ動いたから、デストラクタもふたつ動いた」のどこに疑問があるのでしょうか。

[退会済みユーザー]

なるほど

[episteme]

"なるほど"じゃﾈｰﾖ。なにが疑問/問題なんです?

[退会済みユーザー]

どうしてデストラクタが二回なのか合って思ったんですけどそれ聞いてすっきりしました。

[FKD]

一時オブジェクト？は、使用箇所のスコープのローカル変数として実装されている事が多い[要出典]ので、スコープ抜けるタイミングでデストラクタが動きますよ。

この場合のスコープは、push_back()なのか、main{}なのかは分かりませんが、
確認したければデバッガでトレース実行してみてください。

[maisumakun]

> 一時オブジェクト？は、使用箇所のスコープのローカル変数として実装されている事が多い[要出典]ので、

いえ、一時オブジェクトの寿命はその式の中だけです。次の行に進む前にデストラクタが走ります。

[episteme]

> ...それ聞いてすっきりしました。

解決したのなら、適切に close してください。

Answer 1

printfを仕込むことで動作を見ることを行っているのであれば，
中途半端にやるんじゃなくて，例えばこのくらい仕込んで見れば，少しはわかるんじゃないですかね．

//変更点(1)
//観測したい現象に何も関係のない class test は取っ払ったぞ


//変更点(2)
//インスタンス毎に異なる MyNumber の値を持ち，
//コンストラクタとデストラクタでその値を表示するようにしたぞ
class Bullet {
public:
    //コンストラクタ
    Bullet(int r) {
        MyNumber = ++Counter;
        printf("コンストラクタ %d\n", MyNumber);
    }

    //デストラクタ
    ~Bullet() {
        printf("--- デストラクタ %d\n", MyNumber);
    }

    //コピーコンストラクタ
    Bullet(const Bullet& obj)
    {
        MyNumber = ++Counter;
        printf("コピーコンストラクタ %d\n", MyNumber);
    }

private:
    int MyNumber;
    static int Counter;  //MyNumber生成用
};

int Bullet::Counter = 0;

//変更点(3)
//無駄とも思えるくらいに各タイミングにprintfを書いてみたぞ．
//オブジェクトの生存期間に関する事柄を観測しやすいようにスコープも追加したぞ．
int main()
{
    printf( "テスト用のスコープに入るぞ\n" );
    {
        printf( "テスト用のスコープに入ったぞ\n" );

        std::vector<Bullet> bullet;
        printf( "vector<Buller> bullet を構築したぞ\n" );

        printf( "push_back作業スコープに入るぞ\n" );
        {
            printf( "push_back作業スコープに入ったんでpush_backするぞ\n" );
            bullet.push_back(Bullet(4));
            printf( "push_backしたぞ\n" );
            printf( "push_back作業スコープ抜けるぞ\n" );
        }
        printf( "push_back作業スコープ抜けたぞ\n" );

        printf( "テスト用のスコープを抜けるぞ\n" );
    }
    printf( "テスト用のスコープを抜けたぞ\n" );
    printf( "main()のreturn直前だぞ\n" );
    return 0;
}

---

[追記]結果も載せておく．

２つのデストラクタの順序とその理由が知りたいです。

こんだけ表示を仕込めば，動作結果見ればまぁ想像つきますよね．

テスト用のスコープに入るぞ
テスト用のスコープに入ったぞ
vector<Buller> bullet を構築したぞ
push_back作業スコープに入るぞ
push_back作業スコープに入ったんでpush_backするぞ
コンストラクタ 1
コピーコンストラクタ 2
--- デストラクタ 1
push_backしたぞ
push_back作業スコープ抜けるぞ
push_back作業スコープ抜けたぞ
テスト用のスコープを抜けるぞ
--- デストラクタ 2
テスト用のスコープを抜けたぞ
main()のreturn直前だぞ

Comments

[fana]

"push_back作業スコープ"　を（わざわざ）設けることで，
「質問への追記・修正、ベストアンサー選択の依頼」欄にて述べられている　一時オブジェクトの寿命の話　も観測できるようにしてありますぞ．

--- デストラクタ 1
push_backしたぞ
push_back作業スコープ抜けるぞ
push_back作業スコープ抜けたぞ

という表示順から，

> いえ、一時オブジェクトの寿命はその式の中だけです。次の行に進む前にデストラクタが走ります。

を見ることができますな．

[FKD]

＞ maisumakunさん、fanaさん
オブジェクトの寿命に関して、しっかり確認できて助かります。
名前なしの変数でも、式単位でしっかりとデストラクタ走るのですね。