オブジェクトストレージの動画をアクセス制限をかけて配信したい。FWはFlaskを使用。Flaskをプロキシにしたいが問題あり。

Question

実現したいこと

大きくは表題の通りです。

自分のサービスで一部動画の配信をさせたいのですが、一部のユーザだけに動画を再生できるようにしたいためアクセスの制限をかける方法を考えていました。ログイン機能があるため、「一部のユーザ」というのはユーザIDで識別します。

最初はランダムな文字列をURLにして、htmlから直接オブジェクトストレージにアクセスして配信しようと思っていたのですが、URLを他の人と共有した場合に閲覧ができてしまう問題が発生してしまうので、アクセス制限をかける方向で行きました。

そこで、Flaskをプロキシにして動画を中継すれば問題は解決できるのではないかと考えました。

思いついたこと（問題あり）

Flaskをプロキシにすれば簡単にアクセス制限がかけられると考えました。
ただ、下記のコードでは動画のサイズが大きいときにメモリーエラーになってしまいます。
また、一度にすべてのデータを受信してから転送するため、時間がかかってしまいます。

@app.route('/proxy')
def proxy():
    url = 'https://object-storage*************'
    responce = requests.request('GET', url)
    return responce

環境

Ubuntu 18.04.5 LTS
オブジェクトストレージ ConoHa

その他必要な情報があれば追記いたします。

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Flaskをプロキシ以外にする方法でも、オブジェクトストレージにアクセス制限をかけることができる方法があればご教授願いたいです。

よろしくお願いいたします。

Answer 1

ご利用ガイドオブジェクトストレージを使う(RESTful API [curl] 編)を見ると、オブジェクトストレージがHTTPでアクセス可能な事がわかります。
そのため、一般的なRESTfulアプリケーションのような感じで使ってしまえば良いと思います。

具体的には以下のような感じでデータを取得するイメージです。

1. FlaskでDLリクエストを受け取る。(ボタンを押したらDL開始とかそういうイメージ)
2. 受け取ったDLリクエストのユーザが有効か調べる。(ボタンのエンドポイントをFlask側で作成。ログイン済みならOKとか判断する。)
3. オブジェクトストレージのアクセストークンを発行する。(HTTPで実施してください。[2]の処理内で引き続き実施。)
4. アクセス先URLとアクセストークンを返す。([2]の最後のレスポンスとして返す)
5. 返ってきたURLとアクセストークンでファイルをダウンロードする処理をJavaScriptやjQuery等を用いて実装し、ダウンロードさせる。(レスポンスを受け取った画面の処理。[1]のボタンでajax処理とかだと思います。)

上記流れだと、ユーザ認証し、有効なユーザにだけDL先が伝達されます。
ユーザはトークンが有効な間だけ対象ファイルにアクセス可能で、トークンの有効期限が切れたらアクセスできなくなります。
また、FlaskではファイルをDLせず、ユーザが直接オブジェクトストレージからDLしてくれるため、メモリエラーも起きないと考えられます。
トークンの有効期限はドキュメントに記載がありませんでしたが、1日程度のように見受けられるので、十分だと思います。
ConoHaは使ったことがないのでわかりませんが、管理画面で有効期限を変更できたりするのかもしれません。

Comments

[Y.NINOMIYA]

なるほど、オブジェクトサーバ側で制限させる手段があったんですね。

ただ、それではURLにトークンも埋め込んでレスポンスさせるため、そのURLで少なくとも１日は誰でもアクセス可能になってしまいませんか？

[FiroProchainezo]

当然ながらログイン可能なユーザであれば誰でもアクセス可能です。
ログイン可能なユーザが共有してしまうという話であれば誰でもアクセス可能です。
その場合、ログインさせたりトークン発行したりしてもどうにもならない気がします。
トークンが1日保つのが問題なのであれば、管理サイトやConoHaの管理者に「1回だけアクセス可能なトークンの発行ができないか？」などを問い合わせてみてはいかがでしょうか？

ちなみに、MSのセミナーを受講した際は、BLOBから配信されていましたが、ログインしていないブラウザからは閲覧できませんでした。
高機能なクラウドサービス(AzureとかAWSとかGCPとか)を使ったら、もっとインテリジェントな制御が可能かもしれません。

もしくは、BLOBから直接ダウンロードさせるのを諦めて、Webページ側で少しずつデータを取得しメモリエラーにならないように頑張るというのもありかもしれません。
この場合は何でも制御し放題ですね。

[Y.NINOMIYA]

HLSを少し応用させればFlaskでプロキシにしても、メモリに問題は発生しないかもしれません。
Pythonでメモリ使用量を監視して、エラーになる前に追加の接続を拒否することで実現したいと思います。

回答ありがとうございました。