youtube-dlによるyoutubeの動画のダウンロードについて

研究で利用するためにwavのデータができるだけ多く必要で、youtube-dlによりYouTubeの動画をwavに変換して使用したいと考えているのですが、YouTubeの利用規約における禁止事項に以下のような文言がありました。

自動化された手段（ロボット、ボットネット、スクレーパなど）を使用して本サービスにアクセスすること。ただし、（a）公開されている検索エンジンを YouTube の robots.txt ファイルに従って使用する場合、または（b）YouTube が事前に書面で許可している場合を除きます。

他の禁止事項を見る限り、自分がダウンロードしようとしている動画は手動でのダウンロードは許可されていると思われるのですが、yotube-dlを使用した自動でのダウンロードが許可されているのかを教えていただきたいです。

また、youtube-dlは自動で動画をダウンロードできるPythonのライブラリであるため、先程の禁止事項の(a)または(b)のいずれかを満たすと考えているのですが、該当する文言をyoutube-dlのGitHubにおいては見つけることができなかったので、該当箇所があれば教えていただきたいです。

[追記]

youtube-dlのGitHubで同様の質問をしてduplicateラベルが貼られたので、すでにissueとしてある可能性があるので、その場合はどのissueであるか教えていただければと思います。

行動規範の内容に同意します

回答1件

ベストアンサー

重複したissueとして言及されているのは
https://github.com/ytdl-org/youtube-dl/issues/23111
です。

（注：下記の記述は上記issueの内容を訳した上でその内容及び論理展開を推測して説明したものであり、私自身の意見を何ら表明するものではありません。下記の記述には誤りがある可能性はゼロではありません。下記の記述及び下記の記述を見た人が行う行為については、その人自身の責任で行うものであり、私は何ら責任を負いません）

上のissueで簡潔に説明されている論理構成としては、下記と推定されます。

①YouTubeのサービス利用規約(Terms of Service；TOS)において、以下の記述があります。
https://www.youtube.com/static?template=terms&hl=ja&gl=JP
「許可と制限事項
お客様は、本契約および適用される法律を遵守する限り、本サービスにアクセスして利用できます。お客様は個人的で、非営利目的の用途でコンテンツを視聴できます。また、埋め込み型 YouTube プレーヤーに YouTube 動画を表示させることもできます。」

つまりこれは「個人的で、非営利目的の用途でコンテンツを視聴」は可能という趣旨である、ということであると、issue投稿者は理解しているようです。

一方サービス利用規約上、「本サービスの利用には制限があり、以下の行為が禁止されています。　3.自動化された手段（ロボット、ボットネット、スクレーパなど）を使用して本サービスにアクセスすること。ただし、（a）公開されている検索エンジンを YouTube の robots.txt ファイルに従って使用する場合、または（b）YouTube が事前に書面で許可している場合を除きます。」と明示されています。

issue投稿者はこの部分について「サービス利用規約（ToS）上、コンテンツの視聴方法については明確に定義されておらず、（規約上禁止されている）「ダウンロード」を構成するものを区別して定義しているものはない」と言及しています。

これにより「youtube-dlを利用することによる視聴」は、「個人的で、非営利目的の用途」での視聴である限り、特に制限されないはずである、との論理展開を図っているようです。

個人的には上記論理展開には無理があると思います。
・規約の書き方として、まず個人的な視聴はｏｋであることを広く認めておき、そのあとで具体的に「ダウンロード」を禁止している。
・上記issue投稿者はダウンロードと視聴は区別されていないと暗に主張しているようですが、「ダウンロード」
は恒久的な保存を目的とするものである一方、「視聴」とは普通に考えればブラウザやその他の視聴用のソフトを用いた視聴を指すものであって、明白に異なります。
・ブラウザはキャッシュという形でデータを保存してはいますが、それは一時的なものです。

投稿2020/11/27 13:48

編集2020/11/27 14:02