競プロでたまに見る "signed main()" とは

Question

質問

競プロで他の方の解答を見ているとたまにint main()ではなくsigned main()と書く人を見かけます。
これがどういう意味か、なぜこのようなことをするのかが分かりません。わかる方ご回答よろしくお願いします。

Answer 1

そんなことを書く人は新人プログラマーのA君に違いありません！

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私も調べて初めて知ったテクニックなのですが、こんな話のようです。(参考文献)

1. いつもの10^9+7の剰余だから32bitで収まると思ったら、掛け算あるから32bitじゃオーバーフローしちまう。
2. げ、今のコード、全部intだわ、書き直すのきっつ、どうしよう。
3. そうだ、#define int long longって書けば全部64bitになるじゃないか！俺、天才！
4. 何？mainの戻り値がintじゃないって？このコンパイラは融通きかねーなー。
5. そうだ、intってsigned intとかsignedとかもかけるよな？それでなんとかならねーか？
6. signed main()って書いたらコンパイラ通るじゃねーか、よし、これで行こう！俺、やっぱ、天才！

かくして

#define int long long
signed main() {}

という、謎テクニックが生まれたようです。よい子は横着せずに#define ll long longとか使いましょうね。

Comments

[kazatsuyu]

defineを使っているのは `int` が予約語だからなので、 `ll` なら `typedef` か `using` でエイリアスを作ったほうがいいのではないでしょうか

[otn]

なるほど。intが#defineされているのを見落としていたというオチでしたか。

[raccy]

> kazatsuyuさん
using ll = long long
派もいるらしいから、気にしたら負けかと思います。(競プロをC++で書くことほとんど無いけど、私はint64_t使う派なのでわりとどうでも良い)

[thkana]

#define ll long long
では
> そうだ、#define int long longって書けば全部64bitになるじゃないか！
が達成できないのではないかと思いますがどうなんでしょう?

[swk67018]

そういう背景があったんですね。わかりやすい解答ありがとうございました。

Answer 2

型を省略しないで書くとsigned intなので、どっちを省略するかという際の、自分なりの流儀ではないでしょうか。

そもそもデフォルトがsigned intなので、警告を気にしないなら型を全部省略しても良いですが、警告を気にしない人は少ないようです。