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Python 3はPythonプログラミング言語の最新バージョンであり、2008年12月3日にリリースされました。

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TruncatedSVDは、PCAよりもスパースな行列に有利(?)な理由

loreeeee

総合スコア40

scikit-learn

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投稿2024/03/27 07:53

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テーマ、知りたいこと

sklearnのTruncatedSVDのドキュメントによると、
リンク内容https://scikit-learn.org/stable/modules/generated/sklearn.decomposition.TruncatedSVD.html

"PCA(主成分分析)とは異なり、この推定器は特異値分解を計算する前にデータをセンタリングしない。つまり、疎な行列を効率的に扱うことができる"
と記載されていますが、なぜこう言えるのでしょうか?
直感的にわかる説明や、資料、書籍があれば教えていただきたいです。

みんなに聞きたいこと、知りたいことを簡潔に書いてください。

背景、状況

MLで次元圧縮手法を学習している中で上記の疑問にぶつかりました。

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回答2

#1

can110

総合スコア38266

投稿2024/03/27 08:55

Claudeの回答

sklearn.decomposition.TruncatedSVD(LSA)についての質問です。
LSAではPCAとは対照的に、特異値分解の前にデータを中心化しません。
そのため「疎行列を効率的に処理できる」とのことですが、その理由を分かりやすく説明してください。

sklearn.decomposition.TruncatedSVDクラスを利用して潜在的意味解析(LSA)を行う際、入力データを中心化(平均値を引く)しない理由は、疎行列(sparse matrix)を効率的に処理できるためです。

疎行列とは、ほとんどの要素が0で、非0の要素が少数のみの行列のことです。テキストデータからtf-idf行列を作成すると、このような疎行列になります。

疎行列を中心化すると、全ての要素に平均値を足し引きする必要があり、非0要素だけでなく、0要素にも演算を行わなければなりません。これは計算コストが高くなります。

一方、中心化をしないままSVD(特異値分解)を行うと、平均値0の前提の下で分解が可能です。このため、非0要素のみに対して演算を行えば済むので、疎行列に対して効率的な計算ができます。

つまり、テキストデータの疎行列に対して、SVDを適用する際に中心化をスキップすることで、計算コストを大幅に削減できるというメリットがあります。LSAではこの点を考慮し、中心化は行わず直接SVDを適用することで、疎行列に対する効率的な処理を実現しています。

中心化しないということは、入力データの平均値が0である前提で処理をするということでしょうか?
では、入力データの平均値が0でない場合は、LSAを利用すべきではないということでしょうか?

はい、その理解で正しいです。

LSAでは、入力データの平均値が0であることを前提としています。これにより、平均値の引き算をスキップできるので、疎行列に対する計算が効率化されます。

一方で、入力データの平均値が0でない場合、そのままLSAを適用すると、適切な次元削減ができなくなる可能性があります。

なぜなら、LSAの主成分は平均0を前提に導出されているため、平均値がズレていると、本来の主要な成分ではなく、平均値の影響を強く受けた成分を抽出してしまうからです。

そのため、入力データの平均値が0でない場合は、以下の2つの対処法があります。

  1. データを予め中心化(平均値を引く)してから、LSAを適用する
  2. 主成分分析(PCA)を使う

1)の場合は、データを中心化することで平均0の前提を満たし、LSAが適切に機能するようになります。ただし、疎行列に対する計算効率は低下します。

2)の場合は、PCAはデータの中心化を内部で自動的に行うため、平均値に左右されません。ただし、PCAの計算コストが高い点に注意が必要です。

つまり、LSAを使う場合は入力データの平均値が0であることが前提ですが、そうでない場合でも上記2つの対処法があります。状況に応じて適切な方法を選ぶ必要があります。

一般的に、テキストデータから作成されたtf-idf行列データは平均値が0であると考えてよいでしょうか?

はい、そのとおりです。

一般的に、テキストデータからtf-idf行列を作成した場合、その行列データの平均値は0に近い値になると考えられます。

tf-idf行列は、以下の式で計算されます。

tf-idf(t,d) = tf(t,d) * idf(t)

ここで、

  • tf(t,d) = 単語tがドキュメントdに出現する回数
  • idf(t) = log(総ドキュメント数 / 単語tが出現するドキュメント数)

tf-idfの値は、単語の出現頻度と逆文書頻度の積で表されます。

tfは0以上の値ですが、idfの値は以下のように0を中心とした値になります。

  • 極めて珍しい単語の場合 → idfは大きな正の値
  • 頻出単語の場合 → idfは小さな正の値または負の値

このように、tfとidfの積によってプラスマイナスが打ち消し合う傾向にあるため、最終的なtf-idf行列の要素の平均値は0近くになるのが一般的です。

つまり、テキストデータからtf-idf行列を作成する限り、その行列データは平均0に近い値になると考えられます。この性質が、LSAでデータの中心化をスキップできる理由の一つになっています。

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#2

loreeeee

総合スコア40

投稿2024/03/31 12:41

#1 親切にご説明いただきありがとうございます。onehotencodingのような疎行列に対してtruncatedSVDが計算効率の点で有効であることが理解できました。

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