変数・定数を宣言するときの、「：」「＝」の違い。

Question

##　「：」「＝」の違い
他のファイルのクラスや構造体を参照するときに、「：」を、
単に代入するときに、「＝」を使うのでしょうか。

##　コード

var product: Product!

class ProductsDetailVC: UIViewController {

    // Outlets
    @IBOutlet weak var productImg: UIImageView!
    @IBOutlet weak var productTitle: UILabel!
    @IBOutlet weak var productPrice: UILabel!
    @IBOutlet weak var productDescription: UILabel!
    @IBOutlet weak var bgView: UIVisualEffectView!
    
    // Variable
    var product: Product!      // <----- :
    
    override func viewDidLoad() {
        super.viewDidLoad()
        
        productTitle.text = product.name
        productDescription.text = product.productDescription
        
        if let url = URL(string: product.imageUrl) {
            productImg.kf.setImage(with: url)
        }
        
        let formatter = NumberFormatter()         // <----- ＝
        formatter.numberStyle = .currency
        if let price = formatter.string(from: product.price as NSNumber) {
            productPrice.text = price
        }
        
    }

質問は以上です。
お時間あるときに、ご返信頂けましたら幸いです????

Answer 1

   var product: Product!      // <----- :

これが

   var product

だけだと、変数の型を確定することができません。変数は準備する段階で型を確定する必要があるため、型指定を行なっています。

もう少し深く突き詰めると、クラスのトップレベルにおける変数（プロパティ）の宣言では、何らか値で初期化するか、イニシャライザで初期値を代入する必要があります。ただし、この段階において　product には具体的な値を代入することはできない作りにしているため、Implicitly optional value を用いることで nil を初期値にしています。

もし、Implicitly optional value を用いた初期化に理解が及んでいないようであれば、それは潜在的なバグを招く使いかたですので、理解を深めるか、あるいは初期値として具体的な値（インスタンス）を代入するようにした方がいいかと思います。

let formatter = NumberFormatter()         // <----- ＝

これは、

let formatter:Formatter = NumberFormatter()         // <----- ＝

と等価です。

原則通りにいけば、変数には型名を指定する必要があります。

ただし、そのようなことをしなくとも、NumberFormatter()は Formatter 型を返すことが明確ですので、型指定をする必要はありません（型推論、Type inference）。

むしろ、Swift の流儀としては、代入によって型名が確定することが確実であれば型推論を使い、明示的な型指定は行わないことが推奨されています。

• [Type inference

](https://docs.swift.org/swift-book/LanguageGuide/TheBasics.html#ID322)

Answer 2

他のファイルのクラスや構造体を参照するときに

参照と言うとこの場合は違います。
単純に型指定です。
他ファイルのクラスなどでない、
Int型なども指定できます。
あと、:だけだと、構文によっては、別の用法や意味もありますのでご注意を。

単に代入するときに、「＝」を使うのでしょうか。

そうです。
=一個だと、左辺に右辺の値を代入、となります。