newとmallocについて

Question

最近のプログラムを見ているとメモリの確保をほぼすべてnew演算子でやっているように思えます。
そこで自分なりにmallocとnewの違いについて調べてみました。
大きいところではmallocではコンストラクタ、デストラクタが呼ばれない
mallocはメモリを動的に増やしたり減らしたりできる
正直mallocがここまで使われない致命的なものは見つかりませんでした。

newはC++で統一性をもたるためにつかわれているのでしょうか？
またmallocは実際どういった場面で使うのがベストなのでしょうか？
以上2点について詳しい方おりましたら教えていただけると幸いです。

よろしくおねがいします！

Answer 1

すくなくともC++では

• newはコンストラクト込みのmalloc
• deleteはデストラクト込みのfree

とみなすことができ、つまり上位互換なので
malloc/freeを積極的に使用する意義を見出せません。
※ Cとのインタフェースをとるため、といった目的でないかぎり

なので
「またmallocは実際どういった場面で使うのがベストなのでしょうか？」
については　(Cとのインタフェースをとるため、といった目的でないかぎり)使う場面は無いと考えます。

さらに言えば、C++では new/delete すら使うなって方向に進んでます。
vector/stringあるいは make_unique/make_shared 等により、new/deleteより安全な代替がありますから。

Comments

[apa]

なるほど
ありがとうございます。
sltでメモリ管理ができるのは初耳なので勉強してみます

[episteme]

メモリ管理ができるというか、(裏でせっせとやってくれるから)プログラマがメモリ管理せずに済む。ですけど。

Answer 2

またmallocは実際どういった場面で使うのがベストなのでしょうか？

C++で使う必要性は（C言語で書かれた部分との互換性を取るために必要な場合を除けば）ありません。

Comments

[maisumakun]

> 正直mallocがここまで使われない致命的なものは見つかりませんでした。

逆に、「C++なのにmallocを使わなければならない」理由も、全くと言っていいほど存在しません。

[maisumakun]

そもそも論を言えば、C++であればSTLやスマートポインタなどを活用して、「自前でメモリ管理する」必要性自体を削減することが可能です。

[apa]

返信ありがとうございます。
sltでメモリ管理ができるのは初耳なので勉強してみます

[maisumakun]

たとえば、vectorやstringを使っていれば、（直接配列や文字列を扱うのと比較して）メモリ管理の必要性そのものが消滅します。