[bash] set -e を付けた時のファイルの空チェックの挙動

Question

質問事項

指定のディレクトリ (target_dir) にあるlogファイルから "Error" という文字列が含まれる行を抽出してきたファイル (error.log) を作り、このファイルが空なら "OK"、空でないなら "NG" というスクリプトを作っています。bashでset -eを付けていると、if文の部分がうまく動きません。ファイルが空でない場合はきちんと動くのですが、ファイルが空の場合の処理が実行されないのです (実行すると何も表示されずに終わる)。何がおかしいのかわからず質問いたしました。よろしくお願いいたします。

該当のソースコード

#!/usr/bin/env bash

set -e

grep Error ./target_dir/*.log > error.log

if [ -s error.log ]; then
  echo "NG"
else
  echo "OK"
fi

試したこと

grepでerror.logを作らず、単にerror.logを用意するとうまくいきます。

bashのバージョン

$ bash --version
GNU bash, バージョン 4.2.46(2)-release (x86_64-redhat-linux-gnu)
Copyright (C) 2011 Free Software Foundation, Inc.

Answer 1

bashでset -eを付けていると、if文の部分がうまく動きません。

はい、grepの終了コードは、見つからなかった場合に1となりますので（man）、set -eの効果でシェルスクリプトが終了してしまいます。

grep Error ./target_dir/*.log > error.log || :のように、失敗しても行全体では0を返すようにしておきましょう。

Comments

[maok]

明快な回答ありがとうございます。

Answer 2

期待している動作にならないのは set -e を指定しているにも関わらず grep がエラーで終了しているからです。今は error.log にファイル出力していますが、本当は必要なくて単に「Error のありなしだけ判定したい」で構わないのであれば以下でも OK です。

#!/usr/bin/env bash

if grep -q Error ./target_dir/*.log; then
  echo "NG"
else
  echo "OK"
fi

Answer 3

ええと、set -eを付けると、サブシェルで実行したコマンドがエラーを返してきた時点でこのシェルが終了します。
そして、grepは検索パターン(今回はError)にマッチする行が見つからないとエラー(-1)を返します。

なので、その後のifの処理を行なう前にこのスクリプトを実行しているシェルが終了してしまうので、ifの処理は行われないことになります。

grepを使わずにerror.logを用意していれば、エラーを返すコマンドがないので、ifの処理が行われます。

要するに、あなたの書いた通りに動いています。
set -eを付ける必要はありませんよね。

Answer 4

set -eの意味をわかっていますでしょうか？
コマンドが戻り値0以外で終了したら、そこでスクリプトの実行を中断します。

対応としては、set -eをやめます（おすすめ）。

あるいは、

#!/usr/bin/env bash
set -e

if grep Error ./target_dir/*.log > error.log
then
  echo "NG"
else
  echo "OK"
fi

とか、あるいは、バッドノウハウな気はしますが、

#!/usr/bin/env bash
set -e

grep Error ./target_dir/*.log > error.log && true

if [ -s error.log ]
then
  echo "NG"
else
  echo "OK"
fi

ところで、#!/usr/bin/env bashは初めて見ましたが、/bin/bashが無い環境でしょうか？どんな環境でしょう？