【Python】正規表現:finditer()の出力について

Question

finditer関数の出力について質問です。
下記のコードを実行しました。

import re

S = "aaadaa"
k = "aa"

r = re.compile(r'(?='+k+')') #ここの"+"は正規表現ではなく文字列連結
result = r.finditer(S)

if result:
    for m in result:
        print(m)

<re.Match object; span=(0, 0), match=''>
<re.Match object; span=(1, 1), match=''>
<re.Match object; span=(4, 4), match=''>

"aa"がマッチしている箇所は3つあり、私の予想では下記の実行結果が返ってくると考えました。
実際の出力は違うようです。

<re.Match object; span=(0, 2), match=''>
<re.Match object; span=(1, 3), match=''>
<re.Match object; span=(4, 6), match=''>

どなたかこの挙動について解説をお願いできないでしょうか。
恐れ入りますがどうぞよろしくお願いいたします。

Comments

[quickquip]

r'(?=' の部分、(?= をどういう意図を持って使いましたか?
あるいは意味がわかないまま誰かのソースから持ってきましたか?

[Lemonn]

quiqui様
ご確認いただきありがとうございます。
はい、これは誰かのソースになります。勉強のため分解して1つずつ理解に努めております。
以下私の認識です。
>r'(?=' の部分、(?= をどういう意図を持って使いましたか?
これは"先読みアサーション"という考え方で書いていると理解しております。
最初の"aaa"の部分、通常の正規表現では文字を消費してしまい重複する文字列をマッチさせることができないため、このような記述をしていると考えております。

Answer 1

この辺が参考になるのかなと。
先読み/後読みアサーションで重複マッチング - Qiita

ところでアサーションの説明として「文字が消費されない」といった説明が良くなされます。それはまあ間違っていないとは思うのですが、この説明だけをうのみにしていると、今一つイメージが難しく、なかなか使い物になる正規表現を組むことができません。私はさっぱり使いこなすことができず、何年もアサーションを避けて通っていました。

アサーション→マッチする対象は「位置」であって「文字」ではない。

というあるサイトでの文言をよんで、私の中の各種の疑問が氷解し、できることが一気に増えました。ご参考まで。

Comments

[Lemonn]

>アサーション→マッチする対象は「位置」であって「文字」ではない。
ご回答ありがとうございます。誤解のないよう注意して引き続き深掘りしてみます。
気づきをありがとうございます！

Answer 2

先読みしか無い正規表現なので、この正規表現は長さ0の文字列にマッチします。

Comments

[Lemonn]

ご回答ありがとうございます。
もう少しアサーションを深掘りして理解に努めます。