あえてif __name__ == '__main__':を記述する理由は?

Question

下記の事例にて､なぜ､
if name =='main'が記述されているのでしょうか｡

記述しなくても､ 出力は同様なのですが...

ご教示のほど､よろしくお願いいたします｡

（コード出典:「現役シリコンバレーエンジニアが教えるpythonで始めるスクラッチからのブロックチェーン開発入門/Udemy」

from ecdsa import NIST256p
from ecdsa import SigningKey

class Wallet:
    def __init__ (self):
        self._private_key = SigningKey.generate(curve=NIST256p)
       
#if __name__ == '__main__':を記述した場合
if __name__ == '__main__':
    wallet = Wallet()
    print(wallet._private_key.to_string().hex())
#157b1d13f8209c99034c412ceae796c4dd7fdab4588f8df2ecf7fc37dfe44144


#if __name__ == '__main__':を記述しない場合
wallet = Wallet()
print(wallet._private_key.to_string().hex())
#cf0a932599bc3b48630bfe11863d4ddadff5f3267e71f2ba60cc617afe876be1

Answer 1

そのソース、たとえばwallet.pyをpython wallet.pyと単体で実行したときだけ処理させたいが
そのソースをimportしたときには処理させたくないコードをその部分に書きます。

一般的には動作確認用や単体テストの処理をif __name__ == '__main__':の中に書いたりします。
参考：Pythonのif name == 'main'の意味と使い方

Comments

[okahijiki]

ご回答､ありがとうございます｡
同ファイル内では､if __name__ == '__main__'がTrueになり､コードが出力される｡
一方､importで読み込んだ場合（__name__はファイル名となるため）Falseとなり､出力されない｡それを応用して､単体のテストに使ったりするのですね｡

[can110]

はい。そのとおりです。