nologinファイルはなぜユーザーをロックできるのですか

Question

rootが

touch /etc/nologin

としてファイルをつくるとそれだけで一般ユーザーが入れなくなると
参考書に書いてあるのですが、なぜ空白のただのファイルがそのような
効力を持てるのでしょうか。

Answer 1

ディストリビューションによるかもしれませんが、/etc/pam.d/login に下記のような行があり、

account    required     pam_nologin.so

man pam_nologin によると、このモジュールは root 以外によるログインを禁止するためのモジュールで、デフォルトでは /var/run/nologin または /etc/nologin が存在するときに root 以外からのログインを禁止するとのことです。

つまり、PAM の pam_nologin.so というモジュールがそのファイルの有無で制御しているためです。

Comments

[RM_4]

>>つまり、PAM の pam_nologin.so というモジュールがそのファイルの有無で制御しているためです。

そういう関係があったのですか！

とてもわかりやすく教えてくださってありがとうございます

Answer 2

ロックファイルの中身は意味を持ちません。在る事でロックがかかります。
ファイルロック
ログインをあれこれ制御する

Answer 3

ログイン処理は、/bin/login というコマンドが処理します。
その/bin/loginというプログラムの中で、

一般ユーザーのログイン処理の場合、/etc/nologin というファイルがあればログインできない

というロジックが書いてあるからです。
管理者の作業時に、他のユーザーにログインして欲しくないときに使います。

Comments

[RM_4]

ありがとうございます