SSL証明書を取得する際の、ラップの意味について

Question

Qiitaにて、SSL証明書を取得するコードについて、調べていたのですが、分からない箇所があり質問させて貰いました。

import socket
import ssl
import OpenSSL

def get_server_certificate(hostname):
    context = ssl.create_default_context()
    with socket.create_connection((hostname, 443)) as sock:
        with context.wrap_socket(sock, server_hostname=hostname) as sslsock:
            der_cert = sslsock.getpeercert(True)
            return ssl.DER_cert_to_PEM_cert(der_cert)  

cert = get_server_certificate('www.google.com')
x509 = OpenSSL.crypto.load_certificate(OpenSSL.crypto.FILETYPE_PEM, cert)

該当の箇所は以下の部分です。
with context.wrap_socket(sock, server_hostname=hostname) as sslsock:

公式リファレンスを参照していると、以下のような記述があります。

既存の Python ソケット sock をラップして ssl.SSLSocket オブジェクトを返します。

こちらに、「ラップ」とあるのですが、これはどのような処理なのでしょうか。
必要なステップである為、この部分を行っているのだと思うのですが、「ラップ」というのがどういうことを意味しているのかが分かりませんでした。
ここの部分について、ご助言頂けましたら幸いです。

Answer 1

プログラミングにおけるラップとは何ぞや、というお話は以下の用語辞典を読んでいただきたいです。

ラップ 【 wrap 】 ラッピング / wrapping

元のソケット通信の機能があるクラス（文中だとsock）を内包し、SSLを利用して暗号化通信をソケットを通じて行う機能のクラス（ssl.SSLSocke）をラッパークラスと呼びます。
本件ではhttpsでソケット通信を行う際、通信の暗号化に関する作業をラッパークラスが肩代わりしてくれます。

Comments

[study_111]

ご回答ありがとうございます。
具体的に、何が起こっているか分からなかったのですが、勉強になりました。