IoTのボットネットの操作について

Question

前提・実現したいこと

IoTのセキュリティについて、特にボットネットを利用したDDoSについて調べています。

疑問点

ボットネットを操作するためには攻撃者が用意したサーバからコマンドを送信する必要があると思うのですが、
IoTデバイスはGWの内側にあり、IPアドレスによる機器の指定ができないと思うのですが、どのように実行されているのでしょうか。
攻撃に使われている機器はグローバルIPを持っていることが前提なのでしょうか。

Answer 1

攻撃に使われている機器はグローバルIPを持っていることが前提なのでしょうか

基本的にはそうだと思います。
なぜなら、IoTデバイスをマルウェア感染させる場合、GWの内側にある機器は感染させることが困難だからです。IoTデバイスはPCとは異なり、メールの添付ファイルを開いたり、怪しげなサイトをウェブ閲覧するということはありませんので、能動的な攻撃すなわち、IoTデバイスに直接攻撃することになります。なので、対象の機器はルーターやウェブカメラなど、グローバルIPを持ったデバイスです。

PCのボットの場合は、前述の「メールの添付ファイルを開いたり、怪しげなサイトをウェブ閲覧」はありますので、GWの内側でも感染します。そこがIoTデバイスとPCとの違いです。

Comments

[instagrammer]

ご回答ありがとうございます。
グローバルIPを持つIoTデバイスが攻撃の対象になるということは、
IPv6の普及でグローバルIPが増加することはDDoSなどの脅威につながると考えられるのでしょうか。

[ockeghem]

それは因果関係が違うと思います。IoT機器の増加が先にあり、IPv4が不足してIPv6に移行するのだと思います。IPv6普及がIoT機器の増加の理由としてはあまりないと思います

[instagrammer]

そうなのですね。
ありがとうございます。
また何かありましたらよろしくお願いします。

Answer 2

定期的に攻撃者サーバーにアクセスして、コマンドを受け取るというのもあるはずです。
家庭内PCのボットネットもそうですね。

Comments

[instagrammer]

ご回答ありがとうございます。
定期的に通信をボット側から開始させるということもたしかに可能そうですね。
勉強になりました。またお願いします。

[otn]

感染の時点のことまで考えが及びませんでしたが、確かに最初の攻撃が困難ですね。