iOSでopenCV画像解析した座標データをswiftで扱いたい

Question

openCVの画像解析を使ったiOSのアプリの作成を検討中です。swiftでは直接openCVは扱えず、objective Cでbridgeして使うしかなく、objective C/openCVの使い方で難航しています。
以下を参考にして、UIImageをopenCVで処理したUIImageに変換することはできるようになりましたが、openCVで取得した特徴量、例えばHoughCirclesで取得した円の中心、半径をswiftのコードで扱うことができていません。

iPhoneアプリでOpenCV（CocoaPodsを使用しないVer）

以下を参考に、画像を取得する際にポインタで特徴量を同時に取得することを試みていますが、
SwiftとObjective-Cの関数との間での参照渡し

//objective-Cでの関数設定
-(UIImage *)getCenter:(UIImage *)input_img center: (NSMutableArray *)center;
//swift
circle_img  = openCV.getCenter(image.image!, center: &center)

しかしこのswiftコード部分で

'&' used with non-inout argument of type 'NSMutableArray'

とエラーがでてしまいます。参考にしているサイトだと問題なさそうなのですが、何が悪いのか見つけられていません。
この方法以外でも特徴量をswiftで扱うことができれば構いません。
アドバイスいただきたくお願いします。

Comments

[katsuhiro.eqol]

ありがとうございます。提案いただいた方法でクリアできました。
NSMutableArrayと向き合ったのが初めてで苦労しました。勉強になりました。

Answer 1

HoughCircles の結果は一つの値ではなく vector<Vec3f> なので、これをどう Objective-C 経由で Swift に返すかの問題になります。NSMutableArray に float の値をひとつひとつ突っ込んでもらうことにするなら、

- (UIImage *)getCenter:(UIImage *)input_img center: (NSMutableArray *)center {
    // 略

    std::vector<cv::Vec3f> circles;
    cv::HoughCircles(gray_image, circles, /* ... */);
    for (auto &vec : circles) {
        [array addObject:[NSNumber numberWithFloat:vec[0]]];
        [array addObject:[NSNumber numberWithFloat:vec[1]]];
        [array addObject:[NSNumber numberWithFloat:vec[2]]];
    }

    // 略
}

        let circles = NSMutableArray()
        let resultImage = openCV.getCenter(image, circles: circles)
        for i in 0..<(circles.count / 3) {
            if let x = circles[i * 3] as? NSNumber,
                let y = circles[i * 3 + 1] as? NSNumber,
                let radius = circles[i * 3 + 2] as? NSNumber {
                print("x: (x.floatValue), y: (y.floatValue), radius: (radius.floatValue)")
            }
        }

となりますが、一つ一つの float が NSNumber オブジェクトになって無駄が多いので、NSMutableData を使った方が効率的だと思います。（が、C でメモリーを扱う知識が必要です。）