Linuxのプロセスやサービスの違い

Question

Linux初心者のため教えてください。

Linuxのプロセスやサービスについて、Linuxの書籍等をみていますと、プロセスの再起動はkill -HUPで行う、また、サービスの再起動はsystemctl restartで行うと書いてあります。
プロセスの再起動とサービスの再起動は同じことですか？
違いがあまり理解できません。

また、プロセスの再起動は普段あまりしないのでどういった場面で皆さん使われているのかわかりません。教えてください。

Answer 1

プロセスの再起動というのはありません。
プロセスの終了と、プロセスの起動を別々に連続して行うことになります。

プロセスの再起動はkill -HUPで行う、

は、間違いです。これは、プロセスにSIGHUPというシグナルを送るコマンドです。
HUPはHang Upで、プロセスの制御端末が切断されたということを意味します。
SIGHUPシグナルを受け取ったときのプロセスの動作は、プログラム次第です。
デフォルト（シグナルに対応する処理を特に定義していない場合）では、プロセスが終了します。

「サービス」は、一般的には、OS起動時に自動的に開始されるデーモンプロセスのことです。
サービスの再起動方法は、OSによります。

デーモンプロセスは制御端末を持たないためSIGHUPは無意味で、プロセス終了の代わりに「設定ファイルを読んで初期設定をやり直す」という動作をするものが多いです。
そこから誤解して、「プロセスの再起動はkill -HUPで行う」と書いたのだと思います。

Comments

[ksb]

ありがとうございます。初歩的な質問ですが教えて下さい。
サービス(つまりデーモンプロセス)もプロセス広い意味では同じプロセスで、OS起動時にバックグラウンドで動作するプロセスをサービス(デーモンプロセス)、それ以外を一般的にプロセスと区別して呼んでいるという理解でいいでしょうか。

また、主にサービス(デーモンプロセス)の制御に使用するコマンドがsystemctlコマンドで、主にプロセスの制御に使用するコマンドがkillコマンドという理解でいいでしょうか。
(どちらも広い意味で同じプロセスならコマンドは1つでいいような気もするのですが)

それと「プロセスの制御端末が切断された」が少しイメージできませんでした。一部のプロセスは起動するとターミナル（Tera Term）のような端末と紐づくような仕組みになっているのでしょうか。
（調べたのですがあまり理解できませんでした）