配列の要素数をキーボードで入力するプログラムで、正の整数ならどんな数でも対応したい

Question

#解決・実現したいこと
配列の要素数nをキーボードで入力して、その要素数だけ数字を入力して配列xに代入し、その中身を表示するプログラムを作っているのですが、正の整数ならどんな数でも対応したいのですがどうすればいいですか？
#該当のソースコード
10行目のint x[n]でキーボードから入力された数nの分だけ配列の領域を確保するようにしている

#include <stdio.h>

int main(void)
{
	int n;

	printf("配列の要素数を入力してください>>>");
	scanf("%d",&n);
	
	int x[n];      //サイズが0の配列を割り当てまたは宣言しようとしました
                   //定数式が必要です。
                   //式には定数値が必要です。

	for (int i = 0; i < n; i++)
	{
		printf("%d番目の要素に代入する数字を入力してください>>>",i+1);
	}

	for (int i = 0; i < n; i++)
	{
		printf("x[%d]=%d",i,x[i]);
	}
}

Answer 1

最新のC言語仕様は確認してませんが、以下の制限があります。
(特にバージョン指定が無いようなので、ちょっと古めと想定します)

• 変数宣言は、実行文の前で行う必要がある。
  (printf()とかの後ろは不可)
• 配列は、固定で行う必要かあります。
  (int x[n]; みたいなのは不可)

で、どうするかと言うと、簡単には

1. int x[10000]; とかで最初から、大きいサイズで確保する。

(安易な方法)
2. int *x; で宣言し、x = malloc(n)で、領域を確保する。
(この場合、最後に領域開放 free(x)が必要)

このへんでしょうか。

Comments

[series207]

ご回答ありがとうございます。解決しました！

[thkana]

> 変数宣言は、実行文の前で行う必要がある。
20年前の1999年版のC(いわゆるC99)で、C++同様に任意の場所で変数宣言出来ることが規格化されています。

それなりのシェアを持つMS某のCコンパイラがVS2012まで1989年版の規格(いわゆるANSI C)で突っ走っていたため、そちらの環境で使っていた方は「ちょっと」古めと感じるかも知れませんが。

[pepperleaf]

C99に関するコメント、ありがとうございます。
自分自身が、古いコンパイラを使うことが多いため、"ちょっと古め"としました。
まあ、質問者さんのエラーメッセージを見る限り、問題なさそうでしたが。

Answer 2

古いコンパイラだと int x[n]; で配列確保できないです。
新しいコンパイラを使ってください。
GCC 7.4.0 では以下のプログラムが動作しました。

#include <stdio.h>

int main(void)
{
    int n;

    do {
        printf("配列の要素数を入力してください>>>");
        scanf("%d",&n);
    } while (n < 1);

    int x[n];

    for (int i = 0; i < n; i++)
    {
        printf("%d番目の要素に代入する数字を入力してください>>>",i+1);
        scanf("%d",&x[i]);
    }

    for (int i = 0; i < n; i++)
    {
        printf("x[%d]=%d\n",i,x[i]);
    }
}

実行結果

配列の要素数を入力してください>>>0
配列の要素数を入力してください>>>-3
配列の要素数を入力してください>>>5
1番目の要素に代入する数字を入力してください>>>9
2番目の要素に代入する数字を入力してください>>>1
3番目の要素に代入する数字を入力してください>>>1
4番目の要素に代入する数字を入力してください>>>7
5番目の要素に代入する数字を入力してください>>>4
x[0]=9
x[1]=1
x[2]=1
x[3]=7
x[4]=4

Comments

[series207]

ご回答ありがとうございます。解決しました！

[raccy]

VLAのサポートはコンパイルの古さは関係ありません。2012年3月13日リリースとGCC 4.4.7でもサポートしています。
https://wandbox.org/permlink/LEWEcYIXSvfbXgod
そもそもVLAはC99で1999年に制定されたもので、GCCはそれ以前から独自拡張をしていました。VLAをサポートしないGCCのバージョンは古すぎて現在の環境で動かせる物はないでしょう。

なお、Visual C++は、C++に含まれるとされる一部機能を除いたC99の範囲でしかCの機能を実装しておらず、VLAはC++が除いたC99の機能の一つであるため、最新のVisual C++であってもサポートしていません。

[thkana]

> VLAはC++が除いたC99の機能の一つであるため
というか、1999年版で規格に載った可変長配列は、最近の(多分2011版から?)規格では「オプション」機能に格下げ(?)になっちゃってるという話です。

[shiracamus]

質問タグに Visual C++ がありましたね。大変失礼いたしました。
gcc独自拡張であることの指摘、ありがとうございました。

[raccy]

GCCの独自拡張だったのが、C99で規格に必須機能として採用され、C11にオプション機能に格下げにされたということです。Visual C++ではVLAについて実装していないばかりか、VLAが実装していないことを示す__STDC_NO_VLA__マクロも設定していません(VLAの存在自体を無視している)。Visual C++ではC++とC++に含まれる範囲のC99さえ動けば良いので、VLAなんてどうでも良いみたいです。