envを、付けた時と付けなかった時の違い

Question

次の２つのコマンドの違いを知りたいです。
コメントに記載した考え方で、合っていますでしょうか？

色々と検索をして、Linuxの変数には、シェル変数と環境変数という２つがあることを知りました。　envを、付けた時と付けなかった時の違いを知りたいと思いました。　以下の考え方で、合っていますでしょうか？

# シェル変数に登録して、npm startを実行している。
DEBUG=module:* PORT=8000 npm start

# 環境変数に登録して、npm startを実行している。
env DEBUG=module:* PORT=8000 npm start

Comments

[退会済みユーザー]

考え方は違っていると思います。

前者はbashの機能で、「一時的に」シェル変数兼環境変数を設定してnpmを実行
後者はenvコマンドに環境変数設定用文字列とコマンド名とそのコマンド引数を、引数として渡して、「envコマンド」にnpmを実行してもらう

結果的には同じようにnpmを実行しています(詳しくはman bashやman envで読んでください)。
シェル変数はシェル内部で有効な変数で、環境変数は子プロセスを生成するときに渡す変数です。
bashではシェル変数と環境変数の実体は同じで(シェルに依る)、シェル変数がexportされて環境変数としても使用されます。

正確な回答は他の人がしてくれると思うので、私はこの辺までで。

Answer 1

違います。
この場合、両者は同じ働きです。
環境変数でないシェル変数は子プロセスに伝わりません。

前者は、コマンドを実行する際に一時的に環境変数を変更するsh/bash/ksh/zsh/ash/dashの機能です。

後者は、envコマンドが同等の機能を果たしています。
envは、（bashなどの高機能シェルが出来る前によく使われていた）csh/tschといったshと互換性のないシェルが、前者の機能を持っていなかったために、それを代替するために作られたコマンドです。
（現在でもtcshをメインで使っている人は多分いると思いますが）
envは前者の機能に加えて、一時的に環境変数を削除してコマンドを実行することもできます。

Comments

[TrueOgre2]

回答、どうもありがとうございました。
シェルの違いから生まれた、同じような処理を行うコマンドだったのですね。
勉強になりました。