例外の使い方が正しいのか知りたいです。

Question

例外の使い方が正しいのか知りたいです。
以下のようにruntime_errorで例外送出したのですが、場合によって処理を分けたい場合がよくあります。

#include <iostream>	
#include <fstream>
#include <string>

using namespace std;


auto file_write(string file)
{
	ofstream ofs(file);

	if (ofs.fail()) throw runtime_error("ファイルオープンに失敗しました");

	ofs << "ok" << endl;
}

auto in_check(int number)
{
	if (number > 50) throw runtime_error("数値が不正です");
}

int main()
{
	try {
		file_write("sample.txt");
	}
	catch (runtime_error& msg)
	{
		cout << msg.what() << endl;
		return;
	}

	int n;
	try {
		cin >> n;
		in_check(n);
	}
	catch (runtime_error& msg)
	{
		cout << msg.what() << endl;
		n = 0;
	}
}

こういった場合上記のように処理をちょくちょく分けているのですが、これは冗長でしょうか？

Answer 1

こんにちは。

こういった場合上記のように処理をちょくちょく分けているのですが、これは冗長でしょうか？

今回のケースは、２つの処理内容が明らかに異なる（片方はログだけ、もう片方はログとリカバリ処理）ので、少なくともcatch文は分けるべきです。

そのために、tryブロックを分ける、投げる例外の型を変える方法があります。
どちらが好ましいかは、やはりケースバイケースです。tryブロックを分けると「一連の処理」が分断されて見にくくなる場合もありますが、エラー・リカバリ処理が必要な処理と不要な処理で明確に分かれるのであれば、tryブロックを分けることで却って読みやすくなる場合もあります。

Answer 2

別にいいんじゃないですかね。ただし、例外を補足するときに、回復できないエラーをcatchしないように、例外クラスそのものを分けたほうがいいかもしれませんが。

あとofs.fail()の部分ですが、exceptionsというメンバー関数もご活用ください。
https://cpprefjp.github.io/reference/ios/basic_ios/exceptions.html

Answer 3

今回のケースに限って言うのであれば、例外の型を変えるのも手かと。

if (number > 50) throw runtime_error("数値が不正です");

    if (number > 50) throw invalid_argument("数値が不正です");

一般論としては、他の方の回答の通りだと思います。