過去の日付を判定する条件文

Question

Djangoチュートリアルにて学習していたのですが、分からない部分があり質問させて貰いました。
リンク先のチュートリアルページにおきまして、「バグの修正」項目の以下の部分についてです。

def was_published_recently(self):
    now = timezone.now()
    return now - datetime.timedelta(days=1) <= self.pub_date <= now

こちらの部分なのですが、return now - datetime.timedelta(days=1) <= self.pub_date <= now
現在の日付から、１日分の日付を引き、それがself.pub_dateつまりオブジェクトが作成された日付以下であり尚且つ、現在の日付以下である場合に、returnするといった条件かと思います。
しかし、疑問点なのですが、<= self.pub_dateこちらの不等号が「以上」を示す<=になっている理由が分からないです。
何故、<ではなく<=なのでしょうか？
過去の日付を判定したいのならば、過去よりもオブジェクトが作成された時刻が遅くなっていなければならないのではないでしょうか...？

Answer 1

現在の日付から、１日分の日付を引き、それがself.pub_dateつまりオブジェクトが作成された日付以下であり尚且つ、現在の日付以下である場合に、returnするといった条件かと思います。

これは違います。オブジェクトが作成された日が過去1日以内ならTrueを、そうでなければFalseをreturnする文です。

日付の実体は数値です。時計のスタート日（例えば1970.1.1 00:00:00）から1秒ごとに1を加算されていく数値とざっくり考えれば良いです。
1970.1.1 00:00:00 -> 0
1970.1.1 00:00:01 -> 1
みたいなものです。（本当は小数点を使うなどもう少し複雑です）

とすると特定の基準の日時より、大きい数値を持つオブジェクトであれば基準の日時より未来、小さい数値を持つオブジェクトであれば基準の日時より過去となります。

これを前提にコードをみると過去の日付を判定しているのではなく、基準日が二つあり、
0. 基準日を現在として、オブジェクトの日付が基準日より未来か過去か
0. 基準日を1日前として、オブジェクトの日付が基準日より未来か過去か

を比較していることがわかります。合わせると、オブジェクトが過去1日以内のものかどうかということを判定していることがわかるでしょう。

<か<=かは本質的なことではないので、目的に従って、基準日を含めたいのか含めたくないのかの違いだけです。

Comments

[aae_11]

ご回答ありがとうございます。
ご丁寧にご説明頂き、助かります。
オブジェクトが一日以内かどうかを判定していただけだったのですね...
すみません。一点だけ気になる部分があるのですが、「return now - datetime.timedelta(days=1) <= self.pub_date <= now」こちらの部分において、最後の「<= now」ここの部分は必要がないように思えます。「return now - datetime.timedelta(days=1) <= self.pub_date」こちらの部分で既に１日前かどうかは判定ができるのではないかなと思うのですが、こちらの部分はいかが思われますでしょうか...?

[NCC1701]

プロジェクトの全てを把握していて、self.pub_dateが絶対に未来の時刻が設定されないという保障があるなら、無駄な比較部分になるので、おっしゃる通りです。
ただ、（テストするとき）オブジェクトがどんな値になっているかわからない場合に備えて、未来の時刻が設定されたオブジェクトをはじくような設計はありだと思います。
大体のところ、「まぁ普通そんな値ないだろう」という思い込みがバグの原因だったり、そういうときはバグの原因が見つかりにくかったり、経験則的にはそんな感じです。

[aae_11]

ご返信ありがとうございます。
>未来の時刻が設定されたオブジェクトをはじくような設計はありだと思います。
こちらの部分での意味の為の条件「<= now」だったのですね...
理解できました。ご丁寧に教えてくださり、ありがとうございました。