定期実行のシェルで変数を引き継ぐ方法

Question

Jenkinsのキュー数をチェックし、毎分定期実行するシェルを①～④の要件で作成したいです。
スクリプト内のcountという変数を次回実行の際に引き継ぐ方法が有りましたらご教授願えますでしょうか？

①Jenkinsのキューの数を数える(result)
↓
②resultが100以上かつcountが10未満の場合countにプラス1
↓
③resultが100未満ならcountを0にクリア→処理終了
↓
④countが10になったらアラートをsend mailで発報後countを0にクリア→処理終了

#!/bin/bash

URL=http://xxxx.net/queue/api/json
MAIL_FROM=[e-mail]
MAIL_TO=[e-mail]
SUBJECT="Alert"

LIMIT=10
COUNT=

send_mail (){
cat << EOD | sendmail -t
From: $MAIL_FROM
To: $MAIL_TO
Subject: $SUBJECT
MIME-Version: 1.0
Content-Type: text/plain; charset="ISO-2022-JP"
Content-Transfer-Encoding: 7bit


Alert

EOD
}


result=`curl -s $URL | jq '.' | grep url | grep http | wc -l`

if [ "$result" -ge 100 -a "$count" -lt $LIMIT ]; then
  count=`echo "$count+1" | bc`
elif [ "$result" -lt 100 ]; then
  count=0
  exit 0
fi

if [ "$count" -ge $LIMIT ]; then
  count=0
  send_mail
fi

Answer 1

すみません。解決している様ですが、
なんか皆さんファイルに保存ばっかりなので、
違う方法を試してみました。

要は、やりたい処理を関数にして
関数中で値の変化した変数を
関数の終了ステータスとして
呼び出し元に返し、
呼び出し元ではこれを別の変数に保存し
関数実行時の引数として与える。

これで外部ファイルを作成することなく
スクリプト内で変数の値を保持することが
可能です。

$ cat countup.sh

increment() {
count=${1}
echo ${count}
count=$(( count + 1 ))
return ${count}
}

argm=0

while true
do

increment ${argm}

argm=$?

sleep 10
done

---

実行結果(sleepは定期実行したいタイミングに適宜合わせる、制度は微妙)

$ sh -x countup.sh

• argm=0
• true
• increment 0
• count=0
• echo 0

0

• count=1
• return 1
• argm=1
• sleep 10
• true
• increment 1
• count=1
• echo 1

1

• count=2
• return 2
• argm=2
• sleep 10
• true
• increment 2
• count=2
• echo 2

2

• count=3
• return 3
• argm=3
• sleep 10
• true
• increment 3
• count=3
• echo 3

3

• count=4
• return 4
• argm=4
• sleep 10
• true
• increment 4
• count=4
• echo 4

4

• count=5
• return 5
• argm=5
• sleep 10

^C
$

なんかこんな感じでどうでしょうかね。

Comments

[dodox86]

質問文中には
> Jenkinsのキュー数をチェックし、毎分定期実行するシェル
とあり、Jenkins、つまり外部から定期的に別プロセスとして実行されるシェルスクリプト、と言う要件があります。

[hana_yama_san]

それは申し訳ない。毎分定期実行といっても、外部要因の状況で実行タイミングが左右されるのですか。文脈からは「sleep 60 && 'キューのチェック`」とも読めるので・・・というか原文の「①Jenkinsのキューの数を数える(result)」に対応する「curl」から「wc -l」に至る中に実行タイミングが見えなくて、やっぱりcornとかで定期実行しているのでは？

[dodox86]

> 「curl」から「wc -l」に至る中に実行タイミングが見えなくて、
ということはやはり外部から呼ばれていることを示唆していると思います。cronから呼ばれようと事情的には同じで、定期的と言うタイミングは外部が管理していて、質問者さん提示のシェルスクリプトは呼ばれて1回で終わり。その次に呼ばれたときに変数の値を引き継ぎたい、というところから質問が発していると判断しての私を含む皆さんの回答だったと思います。

[hana_yama_san]

おっしゃるとおりです。cronであろうがなかろうが、外部から呼ばれた場合は都度プロセスは死にますので、
内部で変数を保持することが不可能なのは自明です。
私の提言は「外部管理を内部管理に変えてみてはどうですか」という話ですから。
ま、運用方針とか・一つのプロセスが走っているリスク（起動終了を管理していなければ不測の事態を把握できない）
と言う観点に立てば、外部からコントロール出来ないものはNGなのは分かってます。
しかしこの場ではそこを考慮せずに自由な実行例を開示するのは有用ではないでしょうか。

[dodox86]

> この場ではそこを考慮せずに自由な実行例を開示するのは有用ではないでしょうか。

こちらの点については回答の意図を明確にされる限り、私も同意いたします。

[hana_yama_san]

すみません。意図が不明瞭で有ったならそれは私の責任です。

Answer 2

他の方も書いていますが、永続化したい値はファイルに書き出しておいて、次回起動時に値を読み込むのが良いと思います。

書出:

echo "${変数}" > ファイル

読込:

変数="$(cat ファイル)"

Answer 3

bashで解釈できる形で書き出してsourceで読み込む方法もあります。

#!/bin/bash

if [ -f "data.txt" ]; then
    source data.txt
else
    count=0
fi
echo ${count}
let count=count+1
echo "count=${count}" > "data.txt"

ただ、改竄されると大変なことになるので注意が必要です。

Answer 4

良くあるのが、KEY=VALUEなどのデータ形式のファイルで保存し、sedやawk、perlのスクリプトをワンライナーで書き、処理をするような例です。以下は、values.txtと言うファイルにCOUNT=数の形式で保存し、シェルスクリプトを呼び出すごとに+1する例です。参考にしてみてください。

#!/bin/bash

COUNT=`sed -ne s/^COUNT=//p values.txt 2> /dev/null`
if [ -z "$COUNT" ]; then
  COUNT=0
fi
echo "BEFORE: $COUNT"
let ++COUNT
echo "AFTER: $COUNT"
echo "COUNT=$COUNT" > values.txt

実行例です。

$ rm values.txt

$ ./t2.sh
BEFORE: 0
AFTER: 1

$ cat values.txt
COUNT=1

$ ./t2.sh
BEFORE: 1
AFTER: 2

$ ./t2.sh
BEFORE: 2
AFTER: 3

$ ./t2.sh
BEFORE: 3
AFTER: 4

$ cat values.txt
COUNT=4

Answer 5

ファイルを使ってcount値を保持すればいいのでは?

1. スクリプトの最初にRead openし、値を読み込み、closeする。
2. スクリプトの最後でWrite openし、値を書き込み、closeする。