ファイルのアクセス権限が、ユーザーを基本にしているので、アクセス権を独自に設定したい単位で、何らかのユーザーが必要です。
ウェブサーバー、メールサーバー、等それぞれのプロセスは、「この範囲のファイルについてアクセス許可が必要」というのがあるので、そのユーザーでファイルをアクセス可能にして、そのユーザーでプロセスを動かします。
まあ、ユーザーを分けず、システムプロセスを全部rootユーザー権限で動かすという選択肢もありますが、たとえばウェブサーバに脆弱性があるとシステム全部乗っ取られますので、プロセスは必要最小限の弱い権限で動かしたいです。
その役割を知ったときに仮想環境を思い浮かべたのですが,同様の役割なのでしょうか.
そういう関連性で考えたことはなかったですが、「権限を限定して閉じ込める」という意味では似ていますね。
以下は補足です。
あとは、OSによっては、shutdown
とかsync
とかのユーザーがあって、これはそのユーザーでログインすると、ログインシェルが実行されることを利用して、何かさせるためにあるユーザーがあります。
これは利用する場合は、ログインできるようにパスワードを設定します。
例えば、コンソールのログイン画面でshutdown
というユーザーでログインすると、ログインシェルが/sbin/shutdown
なのでその途端にシャットダウンが始まります。
(こういうのは多分今は実運用としてあまり使われていないと思いますけど)
バッドをするには、ログインかつ
こちらの条件を満たす必要があります。
2019/10/29 13:52